スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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レマン湖のほとりを散策する人々(ヴォー州モントルー)

レマン湖のほとりを散策する人々(ヴォー州モントルー)

 スイスに越してきてから8年ほどたちます。美しい自然など日本と違うライフスタイルがあるとはいえ、この国でも結構ストレスをためて生活している人が少なくない印象があります。

 スイスにおける政治関係や生活について調査している「ソトモ」という会社が、それを裏付けるような調査結果を発表しました。

 それによれば、スイス在住成人の9割に当たる人が、自分にとって大事なことに費やせる時間(例えば友人たちと会うとか、リラックスすることに使える“自分時間”)が足りないと考えているそう。そして約半数が、時間的な余裕がないので、旅行をしたり普段できない体験などができない、と悔やんでいるのだとか。

 さらに労働者の約60%は、労働時間を減らしてその分プライベートライフをもっと充実させたいと考えています。特にフルタイム(およそ週42時間勤務)で働く人は、パートタイムなどになってもっと自分の時間が欲しいと切望している人が7割弱も。その分をもっと自分の家族と過ごす時間に使ったり、外国語や楽器を習ったり運動をしたりといった趣味の時間にしたいそうです。

 こうして、“自分のための時間が足りない”というストレスを毎日のように感じている人が30%(男性25% 女性35%)います。女性の方がストレス過多なのは、仕事だけではなく家庭のこと、子育てのことなど悩み要素がより多くあることが影響しているようです。

 私の周りにも数人「燃え尽き症候群」で退社を余儀なくされたり、短期で休職して病院に通っていた知人や元同僚がいました。幸い早期に治療・休息をしたので、今は全員復職、転職をしています。

 スイスでも日本同様、働き方改革が不可避になっているようです。今後はどう変化していくのでしょうか…。






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