国を挙げての一大イベントの国勢調査が行なわれました
2017.04.28 up
国勢調査員が朝9時から日没にかけて家々を巡り聞き取りを行う
みなさん、ご無沙汰しております。なかなか記事をアップできない間にサンティアゴもすっかり秋です。公園や街路樹の木々も黄色に染まるものや、既に茶色くなって落ち葉になった木もあります。サンティアゴは冬が近づくにつれて雨や曇りの日が多くなり、今日は雨降りで太陽が丸一日顔を出してくれなかったので、家で子供たちと一緒にゆっくり映画を見たりしながら過ごしました。
http://www.24horas.cl/nacional/este-domingo-se-realizara-ensayo-del-censo-en-50-mil-hogares-del-pais-2182937
昨日はチリの4年に一度の「センソ」と呼ばれる国勢調査の日でした。国を挙げての一大イベントで、この日はみんな仕事も休みで調査員が家に来るまで1日家で過ごす決まりになっています。しかも何時に調査員が来るか分からないので、子供が公園に行きたいとか、飼い犬を散歩に行かせたいと思ってもなかなか自由に外出できない少し不自由な日でもありました。
幸い私たちの家には午前11時に調査員が来たので、30分ほどのインタビューを終えて私たちは自由の身になりました(笑)。インタビューの内容は、家族それぞれの出身地、生年月日、チリ在住何年目、チリや日本での職業と学歴などの基本情報でした。
普段一緒に暮らしていない夫の母親も前日から私たちの家へ泊まりに来ていたので、調査員は夫の母にもインタビューしていました。チリの国勢調査の方法が家々を回って一件ごとに調査するというのではなく、センソ前日どこで過ごしたのか?というのが調査のポイントになるのだそうです。
そのため、例えばセンソ前日夜行バスで移動した人には、バスの中で配られるセンソの用紙に記入して調査するそうです。はたしてチリ人全員の国勢調査が正確に行われているのか少し疑問ではありますが、センソに参加しなかった人には罰金まであるというので、結構緩いようで厳しかったりもします。
センソ前日からみんなが「明日はセンソだね」という話題で始まり、当日は「もう調査員来た?」と近所の人同士で話し合う、国を挙げての一大イベントの一つのような盛り上がりを見せたチリの国勢調査でした。
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