ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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薬局で処方箋なしで販売されているアフターピル(緊急避妊薬)

薬局で処方箋なしで販売されているアフターピル(緊急避妊薬)

 国連人口基金(UNFPA)が10月17日に発表した2018年の世界人口白書よると、ブラジル人女性が一生のうちに出産する子供の平均数が1.7だったという記事がありました。かつてはブラジルと言えば子だくさんのイメージがあり、実際、1960年のこの数値は6.28だったそうで、現在のブラジルの出生率は、ラテン・アメリカ12カ国の中でも最低ということです。

 サンパウロ市内の家族模様を見渡しても、一組の夫婦に生まれる子供の人数は1人から3人くらいが平均的で、4人以上いれば多いと言えます。

 この背景には女性の社会進出や経済状況を考慮してという事もありますが、ブラジルでは近年、より一層避妊を簡単に実現できるようになっている事も挙げられるかもしれません。


薬局で販売されているピル

薬局で販売されているピル

 ブラジルでは医師の処方箋がなくても「緊急避妊薬」いわゆる「アフターピル」が身近な薬局で普通に購入できます。セックスの後、72時間に飲めば避妊できるという薬で効果があることも知られています。一錠で20レアルから30レアル(訳700円から900円)ほど。ジェネリック薬も販売されています。

 そして、アフターピルよりもブラジル人女性がよく日常的に飲んでいるのが生理周期に合わせて飲む一般的なピルです。有効成分の多少やメーカーも多種多様で、アフターピルよりは安く購入できます。一回の生理周期に合わせて一箱に21錠入ったものが約8レアル(280円)ほどから購入できます。


コンドームが無料配布されているメトロの駅

コンドームが無料配布されているメトロの駅

 さらに近年では、若者が出入りするようなビルのフロアや公共医療機関などでコンドームが無料配布されている光景をしばしば見かけるようになりました。今年8月からはサンパウロのメトロでも、大量のコンドームが無料で自由に取れるようにカゴにどっさりと入って置かれている駅も現れました。

 メトロの管理会社やサンパウロ市の保健局が主導して、性感染やエイズの予防にという事で企画されたものですが、避妊にも一役買うに違いありません。

 サンパウロでは思いのほか妊娠や避妊、性病といった意識や教育が身近な問題として自然体でとらえられ、自分自身でコントロールできるように社会が促進されていると感じられる昨今です。


メトロの駅でコンドームが無料配布されているかご

メトロの駅でコンドームが無料配布されているかご



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