メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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就任演説を見詰める市場で食事中の市民たち

就任演説を見詰める市場で食事中の市民たち

 これまでメキシコではよく、「政治腐敗」や「二大政党」に支配された時代を表して「豊かな政府、貧しい村々」と言われてきました。

 その上、2012年に選ばれたペニャ・ニエト大統領によるこの6年間で、物価は上がり、実際の市民生活は常に値上がりとの格闘だった半面、大統領は専用機を購入したり、就任当初にメキシコ湾で採掘された油田をアメリカに売却したりと、国民感情を逆なでするようなことばかりでした。

 しかもペニャ・ニエト大統領には、それ以前の強大な(そして悪名高い)サリナス大統領時代の「サリナト」のような名称がつけられることもなく、「とるに足りない」大変残念な大統領として国民から失望されていました。


その6年間の経済変化とは、

ドル価格 $13.78 から $20.55
国債 31.82% から 43.92%
ガソリン価格リッターあたり $9.82 から $19.99
経済成長 3.39%から 2.12%

と、散々なものでした。


 この夏、3度目の挑戦で選ばれた元メキシコ市長のアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領。名前の頭文字から通称AMLOアムロ。

 AMLOが目指すものは、まず腐敗し切った政府、政治家の浄化。大統領の給与を40%にカットし、前大統領が購入した専用機や他の「不要と思われる」航空機などを売却、大統領の生活自体をもっと一般市民と近づけ、国民生活に根差した根本からの改革です。

 手始めとしてこの2、3年で特に急騰したガソリン価格を50%引き下げる、とのこと。「物価がやすくなる!」と沸き立つ国民の期待にどれだけ応えられるか、が焦点になりそうです。




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