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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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カエルだけではなく、レスキュー活動中の人も注意!の表示

カエルだけではなく、レスキュー活動中の人も注意!の表示

 3月に入ってからは、いよいよ日も長くなり、空気も何となく春の香りがするようになったなあ、と私の野性的鼻感覚が感じるようになった今日この頃。同時に道路で「カエル注意!」の看板を時々見掛けるようになりました。

 気候が良くなってくると、冬眠から覚めたカエルなど両生類が、産卵のため池や沼へと移動を始めるのですが、その際道路で自動車やバイクにひかれてしまう事故が多発。ドライバーに注意を喚起し、特に夜間や早朝は速度を時速30キロに落として走行するようにお願いするため、こうした「カエルに注意」の表示を掲げているそうです。


草地や溝からカエルが道路に飛び出さないよう、防止用フェンスも

草地や溝からカエルが道路に飛び出さないよう、防止用フェンスも

 特に希少なヒキガエルなどは、春先の交通事故で数が激減してしまい、絶滅の危機に遭いかねない状態とのこと。

 毎年3月始めぐらいの「カエル大移動」の時期になると、地元のボランティアが道路脇を布状のものでブロックし、人の手によって、道路を渡りたがっているカエルを、安全な場所へ移動させています。この有志の方々により、毎年2万匹以上のカエルがレスキューされるのだとか。

 ボランティアの皆さま、本当にお疲れさまです―。





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