スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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このホテルには露天風呂もあります(別料金)。ここからの景色は絶景!

このホテルには露天風呂もあります(別料金)。ここからの景色は絶景!

 スイスは観光業が主産業の一つで、山岳ホテルや絶景ホテルがたくさんあります。日本からの観光客の方に人気のツェルマットも、そんな標高の高い絶景ホテルがある、多くの観光地の一例ですが、日本ではあまり知られていない秘境っぽい宿も結構あったりします。

 今回は4月の終わりに滞在した、秘境の宿を紹介したいと思います。この宿は、ベルン州の高地地域であるオーバーランド(Berner Oberland)にある、グリースアルプ(Griesalp)というアルプスにあります。標高1400メートルで、絶景が楽しめ、のんびりできる環境でした。


前進するのが怖いような、傾斜のある山道を通ってホテルへ

前進するのが怖いような、傾斜のある山道を通ってホテルへ

 ホテルを訪れる前に、インターネットでホテルまでの行き方を調べていたら、利用者の感想がありました。読んでみると、「冬には自力では行けない。車で上がれないから徒歩か、ホテルが出しているそりで迎えに来てくれる(別料金)よう頼まないといけない」とか、「道なき道を何とか登って行けるホテル」とあり、行く前から恐怖心が…(笑)。


雪が残る山の中に春の花が咲き始めていました

雪が残る山の中に春の花が咲き始めていました

 このコメントの意味は、ホテル手前の山道ですぐ理解できました。というのも、突然岩を切り開いたようなワイルドな狭い山道が前方に見え、「傾斜28%ここから2キロ」の表示があったからです。それにしてもこの道、車1台しか通れなさそう、山賊やオオカミが出てきそうなスゴイ道。

 こわごわ傾斜28%の山道を上り始めると、ヘアピンカーブが続き、ようやく終わったと思えば道の真横に大きな滝が、ザアザア迫力満点に流れており、道路の上はその滝の飛沫(ひまつ)で濡れるほどの近距離。

 地元の人たちは慣れているのか、私たちがトロトロ運転していると、すぐに追いつかれてしまい渋滞(苦笑)。


シャレーホテルの部屋。山小屋の屋根裏部屋っぽいスタイルがスイスらしいですね

シャレーホテルの部屋。山小屋の屋根裏部屋っぽいスタイルがスイスらしいですね

 こうして命からがら(大げさな)到着したホテルは、ログハウスのようなシャレーホテル。地元の人らしき車のナンバープレートが多かったのですが、スイスの他の州やレンタカーもかなり見かけたので、知る人ぞ知るホテルのようでした。

 標高が高いため、周りは雪が積もっていて、トレッキングコースもありました。山登りが好きな人が来るホテルなのでしょう。アルプスの野生の花も咲き始めており、ハイジの生活をしている気分になれました♪


スイスにも春がやってきたようです♪

スイスにも春がやってきたようです♪

 山歩きが好きで、あまり観光地っぽくないところへ滞在したいという方には、おススメの宿です。

 グリースアルプホテルのHP : http://www.griesalp-hotels.ch/de/home/?oid=1683&lang=de



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