ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロで春の訪れを告げるイペー

サンパウロで春の訪れを告げるイペー

 日本が秋分の日を迎える9月20日、南半球のブラジルでは春分の日を迎えます。

 例年通り、9月20日を前にして春の訪れを告げるかのようにブラジルを代表する黄色い「イペー」が花開き、それまで朝晩肌寒かったのも、急に春らしい暖かさに包まれ、朝日が昇る時間も早まっています。

 あまり四季のはっきりしないブラジル・サンパウロとはいえ、春と名の付くイベントや春をめでるかのようなイベントも行われています。

 サンパウロ市の子どものアート教室の一つエミア(EMIA)では、9月22日に小さな音楽祭「ビラジーニョ(viradinho)」が開催されました。


ビラジーニョの一こま

ビラジーニョの一こま

 「ビラジーニョ」とは、サンパウロで毎年6月に開催されている著名なミュージシャンが次々と夜な夜な野外コンサートを行うイベント「ビラーダ・パウリスタ」からその呼び名が付けられています。オープンに気楽に音楽コンサートが楽しめるブラジルらしいイベントです。






ビラジーニョの一こま

ビラジーニョの一こま

 アート教室のビラジーニョも、生徒たちの発表会とはいえ誰でもウェルカムのオープンな雰囲気です。日頃教室でいろいろな楽器を習っている子どもたちや指導する先生が、日中を通してクラスごとにさまざまな発表が行われていました。


ビラジーニョの一こま

ビラジーニョの一こま

 オーケストラのクラスの発表時には、まずは教室の前の木々に囲まれた広場で先生と子どもたちがバイオリンやギター、フルートやリコーダーなどを歩き回りながら春らしいメロディーが演奏され、その後部屋の方で改めて演奏が始まりました。


ビラジーニョの一こま

ビラジーニョの一こま

 今は大統領選挙を前にして候補者が刺されたり、市内の大通りでデモがあるなど、他にも泥棒、強盗の話が少なくないサンパウロですが、サンパウロの平和を垣間見られるアート教室の春の小音楽祭「ビラジーニョ」のひとときでした。


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