フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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クラス代表者達。 息子のクラス委員手帳より

クラス代表者達。 息子のクラス委員手帳より

 日本での学級委員長は、フランス学校では、「クラス代表」と呼ばれています。

 面白いことに、この代表について知ると、フランスの学校が、いかにフランス国家の縮図のような場所であるか分かってきます。

 委員長はクラス内の選挙で選出されますが、その選挙は立候補者の堂々とした演説から始まります。

 立候補した理由、当選後クラスメートに何を約束できるのか、明確にスピーチしなくてはなりません。そして、補佐役として、自分の代役を立候補の時点で一人たて、紹介するのが決まりです。

 選挙の仕方も、議員選挙と同様に、1回目の投票で絶対多数、2回目は相対多数で決めます。

 クラス代表になると、そのスキルを習得するための研修が特典として付きます。息子の通う学校では、まる一日、通常授業が行われている平日に、各クラス代表が学校外施設に集合して、代表として如何あるべきか認識し、色々な問題が起こった時の対処方法を話し合い、考え学ぶ研修が行われます。

 また、時々全校の学級委員が集まる会議が催されますが、それも授業中で、日本の様に放課後集まるわけではありませんので、最終的に下校時間は一般生徒と変わらないわけです。

 いわゆる会社において残業はしないフランス人の精神が、学校生活でも見受けられます。


クラス会議の様子。 息子のクラス委員手帳のイラストより

クラス会議の様子。 息子のクラス委員手帳のイラストより

 学期末クラス会議にも参加できます。これは生徒一人一人の成績評価を全教科教師が集まり意見を言い判定を下す会議です。最終学年になると、進路判定にも携わります。

 代表の生徒は、判定に対して意見を言うことが出来るわけですから、驚きですね。

 また、日本と違う大きな点は、クラス代表は、学校生活で「トイレの壁が低いからもっと高くするべきだ」「校庭にベンチが足りないので追加するべきだ」などの要望を学校運営会議に参加し発言することが出来ます。 そして、他の先生同様に多数決の際の一票の権利を持っているという点です。

 このように、学校で民主主義が実践されていて、生徒たちは自然にそれを習得し、将来フランス国の一市民になる子供たちが育っていくのですね!






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