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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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女子決勝より

女子決勝より

 過去に2度、大学バレーのUVLを紹介していますが、注目点がどうしても男女とも國立台湾師範大學(以下、台師大)に行ってしまいます。
 男子は昨年まで台師大が11連覇、女子は昨年こそ別の大学が優勝しましたが、その前までは台師大が7連覇を達成し、どちらも「反則級」の強さを見せています。

 その台師大は、男女揃って3月30、31日の決勝トーナメントに進出しましたが、どうなったでしょうか。


得点時に、ささやかなガッツポーズを見せ、喜ぶ台北市立大學(以下、北市大)の選手たち

得点時に、ささやかなガッツポーズを見せ、喜ぶ台北市立大學(以下、北市大)の選手たち

 女子は、台師大と北市大の決勝でしたが、これが3年ぶりの組み合わせ。昨年まで2年連続で正修科技大學と台師大の組み合わせでしたが、今年は、なぜか昨年優勝の正修科技大學がエントリーしていない(注:理由は定かではありません)影響で、3年前に戻ったような感じでした。

 試合は、予選から落としたセットが0の台師大が終始圧倒し、セットカウント3ー0で勝利し、2年ぶりの優勝を果たしました。


準決勝で勝利して喜ぶ彰化師範大學(以下、彰化師大)の選手たち

準決勝で勝利して喜ぶ彰化師範大學(以下、彰化師大)の選手たち

 男子は、11連覇中の台師大が圧倒的強さで決勝に進出したので、その対戦相手に注目が集まりましたが、上がってきたのは彰化師大。はじめての決勝進出で、試合終了の瞬間はベンチと応援席にいた選手たちが飛び出て、喜び合う姿が見られました。


男子決勝の様子

男子決勝の様子

 男子決勝の台師大VS彰化師大。当然ながら予想では台師大が有利。
 しかし、彰化師大は前日の勢いを持ち込んだ感じで第1セットを取り、台師大が少し落ち着かない感じでした。

 第1セットを落とした台師大は、少しずつ雰囲気に慣れ、落ち着きを取り戻し、3セットを連取。セットカウント3ー1で勝利し、12連覇を達成しました。


表彰式の様子

表彰式の様子

 男女とも台師大が優勝しましたが、正直「対抗馬」はいないのか…と思うと寂しい限りでした。

 表彰式からずっと台師大の独壇場で、校旗掲揚時の校歌演奏も男女とも同じ。男女両チームには、学長から赤い封筒に入ったお祝いが渡されました。
 準備する側は楽で…なのかもしれませんが、観客の目線で考えると、他のチームの奮起を促したいところです。

 来年以降、男女とも決勝で「STOP THE NTNU(台師大の英語の略称)」を果たすチームは出てくるでしょうか。


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