メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 世界一の肥満大国、メキシコです。

 先日、スパイスや乾物を扱うお店で勇気を出して見ました。それまでも何度も見ていたのですがついに買って見ました。

 メキシコ伝統「痩せるお茶」。
 ぱっと見、木っ端やキレイに洗われた葉っぱがざっくり混ざっている感じで、1kgたったの30ペソ(約200円)。お店の売り子さん曰く、一握りのこの「お茶」で1Lに出すことができ、温かく飲んでも冷たく飲んでも効果はあるとのこと。


ぱっと見、これを食品としていることにびっくりもします。

ぱっと見、これを食品としていることにびっくりもします。

クアシア
ココルメカ
テホコテの根
メキシコ人の夫に尋ねて見ても、「テホコテ」しかわかりません。テホコテとは、おやつとしてメキシコ人が食べる果物で、小さなサクランボほどの大きさの黄色いフルーツ。
調べてみると、クアシアには体の壊死を予防し、胃の底部を綺麗にし、消化吸収を促進する働きがあるとか。
ココルメカは、体内から余分な水分を排出し、体重減少を促進する。
テホコテの根は、体内の脂肪を他の排泄物とともに出してくれる効果がある、などなど。
 数千年の先住民たちの歴史の中で見出されたこれら自然植物由来の減量方法が、今もなお超原始的な方法で使われています。


これぐらいで1Lt煮出して見ました。

これぐらいで1Lt煮出して見ました。

でも、だったらなぜメキシコは世界一の肥満体国なの?
それは、炭酸飲料や糖類の取りすぎ、野菜不足、運動不足によるもの。もはや数千年の歴史を誇る痩せるお茶も太刀打ちできません。

 このお茶そのものに大きな減量効果があるか、と言うよりも、これを炭酸飲料の代わりに飲んで、糖類の取りすぎを抑制しましょう、と考えたほうがいいかもしれません。

 ちなみに、私も飲んで見ました。
 味は、アフリカ由来のルイボスティーとアップルティーを掛け合わせたような、さっぱりとした飲み口で、暑い時期には冷たくしてゴクゴクいけます。(効果のほどはどうでしょうか‥)


赤が強いお茶の色です。

赤が強いお茶の色です。



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