カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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 最近、娘の小学校時代の親友(女性)のFacebookでのプロフィールが変更されていた。「Single」から「In a relationship」になっていたのだ。

 お相手は?と見てみると女性。高校生になったころから、恐らく「そうだろう」という印象はあったが、Facebookのプロフィールで出すとなると、堂々と公表しているんだなと感慨深かった。


カナダはLGBTに比較的寛容で、パスポートの性別欄では男性、女性、プラス「それ以外」を選ぶことができる

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 その数日後にエレン・ペイジさんがトランスジェンダーであることをソーシャルメディアで明かした。今後はエリオット・ペイジとして活動するということなので、以後はエリオット・ペイジさんと書く。

 エリオット・ペイジさんは2014年にLGBTであることをカミングアウト。2018年には女性と結婚している。そのときのインスタグラムではお互いに「I get to call this incredible/extraordinary woman my wife!(この素敵な女性を妻と呼べる幸せ!)」と投稿している。

 二人とも相手のことをWifeと呼ぶんだ…と目新しく感じた。


Amazon.caの「ジュノ/Juno」のページより

Amazon.caの「ジュノ/Juno」のページより

 どちらが男とか女とか関係なく、お互いのことを素晴らしいパートナーと言いたかったのだろうと想像した。

 そして、既にカミングアウトしていたエリオットさんが、今回、もう一歩踏み込んで、名前をエレンという女性名から男性名に変更した。今後は代名詞は「he/they(彼/彼ら)」という。

 SNSではLGBTに対する差別やヘイトクライムについても触れていた。2020年だけで40人のトランスジェンダーが殺害されて、さらにその大多数が黒人やラテン系だったという。

 エリオット・ペイジさんのTwitterを見ても、残念ながら差別的な書き込みも多かった。私個人としては、個人主義な欧米で他人は他人でいいんじゃないの?と思った。

 それにしてもWife(妻)なのかHusband(夫)なのか、He(彼)なのかShe(彼女)なのか?

 結局のところはPartner(パートナー)で、heでもsheでもないんだろうな...と思う。そのうち、heでもsheでもなく、theyを使うようになるのかもしれない。言葉は進化するものだから。

 エリオット・ペイジさんは「JUNO/ジュノ」や、渡辺謙やレオナルド・ディカプリオの出ていた「インセプション」にも出演した、有名なカナダ人俳優。

 冒頭に書いた、娘の元親友にも「おめでとう!」と言いたい。




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