気軽に訪れることができる米加国境に注意!
2023.04.07 up
バンクーバーからシアトルに行くときに通る国境、ピースアーチ
最近、カナダに留学していた日本人が誤って、アメリカとの国境を越えてしまって、カナダに戻れなくなったと聞きました。
カナダとアメリカの国境は、同じ2ヶ国間の国境としては世界最長で、全長8891キロメートル。島国、日本で育った私たちにはイメージするのが難しいかもしれませんが、そんな長い国境にはフェンスなんてものは存在しません。
たとえば、バンクーバーからシアトルに行く際に通常、通るピースアーチという国境は、「国際公園」になっていて、徒歩で気軽に国境の「こちら(カナダ)側」と「あちら(アメリカ)側」を行き来することができます。
ここが国境。フェンスなどありません。
ただし、行くことができるのは公園内のみで、公園を出てしまうと、カナダ人でも拘束されることもあります。友人の子どもが小学5年生の時に、高校生の従兄とパスポートを持たずに公園の外に出てしまい、拘束されてしまいました。
事情を説明して、従兄が慌てて自宅に帰って、二人分のパスポートを持って戻ってきたことで、無事にカナダに帰って来ることができました。
どうも最近、帰れなくなった留学生は、二国間を行き来正式なルートではなく、住宅街の外れの国境を越えてしまったようですが、気軽に越えることができるからこそ要注意です。
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タグ:国境、ピースアーチ
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