オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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 12月になると、人びとが口にする話題の60%から70%がクリスマスのこと。中には、「またか~」とうんざりする人も多いとか多くないとか・・・。ただ、今年は例年と違って特別なクリスマスになりそうです。

 もちろん、コロナ流行の真っ最中に行われるとあって、人びとはいかにして感染を避けながらクリスマスを楽しむか?に躍起になっています。


 コロナの流行がなければ、当然のことながら人びとはクリスマスのために買い出しに出かけたり、クリスマス旅行と称して近郊へ泊りがけで出かけたりと、いろいろな楽しみ方でこの時期を過ごしていることでしょう。

 それが、まったく不可能となってしまった2020年のクリスマスは、いったいどうなってしまうのでしょうか?


寿司のクリスマスツリー。

寿司のクリスマスツリー。

 厚生省の通達によれば、クリスマスまでにコロナ感染者数が4000人から5000人といった状態が継続しているのであれば、クリスマスに(遠くに住む)家族を招待することもはばかられる、としてきました。

 となると、たとえディナーに凝っても食べる人が来なくなるかもしれない、とあって、今年の傾向として、クリスマス・ディナーとして「てんやもの」を取るのがブームになりつつあります。


クリスマス・リースも寿司で作ればこんな風に!

クリスマス・リースも寿司で作ればこんな風に!

 てんやものの代表で、オランダ人が絶賛してやまないのが、日本の寿司。

 日本人からみれば、どれもこれも「創作寿司(なんちゃって寿司)」であり、邪道とも思える食材を使用していることもありますが、なんといっても寿司が大好きなオランダ人たちはみな、「クリスマスには寿司の出前を頼んだんだ!待ち遠しいなあ」「作ってもいいけど、出前も手軽でいいよね」と今から楽しみにしているようです。


子供も大喜びしそうな雪だるまの寿司。ワサビの量が多すぎ?

子供も大喜びしそうな雪だるまの寿司。ワサビの量が多すぎ?

 寿司にあまりなじみがなかったお年寄りも、魚好きの国民性も手伝ってか、最近では寿司通のシルバー世代も増えたとか。自宅で気軽に、バラエティに富んだ具をのせることができるので、子供たちも一緒に作れるところも人気の秘密だそうです。

 毎年人気があるクリスマスの寿司パーティですが、今年のクリスマス、「出前の」寿司パーティとなる家庭もさらに多くなりそうな気配です。


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