日本と比較すれば、やはり、春から秋にかけての平均気温が低いオランダ。今年は、特に夏の訪れが遅く、やっと６月末の今になって初めて、気温２５度以上を記録する気配となりました。やっと、というのが、まさにピッタリなのは毎年のこと。４月ごろ、やっと気温が１８度位まで上昇し始めるのが通常なのですが、運が悪いと（？）７月になっても１５度という冷夏の年もあり、『太陽が恋しい！』と嘆くオランダ人が多くなります。

ところが、気温２５度以上の日が５日以上続くと、今度は『暑すぎる』と嘆く人が続出するのも事実。本日６月２９日は、天気予報ではなく、ニュースで『熱帯のような気温になるので気をつけてください』と盛んに注意を促しています。

もちろん、夏にも冬にも、弱い人と言うのはどの国にも存在するでしょう。しかし、夏をこれだけ待ちわびていたにもかかわらず、気温が２５度になりそう、と予報が出ただけでパニック気味になる人が続出するのも、やはり、日本から比較すれば『年間平均気温が低い』国だからだと痛感させられます。

逆に、気温が２５度以上になると聞いて、『すぐにプールへ！』と早めに公営プールを予約する人も続出します。もちろんこれは、すし詰め状態を避けるためですが、結局のところ、どこも”水際”は足の踏み場もないほどの混雑で悩まされることになります。

さて、今週は２５～３０度以上の気温が続くという予想ですが、やっと訪れた夏のひとときを、人びとはどのように過ごすのでしょうか。明日から報道されるニュースは、『熱帯』『夏到来』『海』『プール』の話題でもちきりになるようです。

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