来年は台南に注目 開港400周年記念イベント続々
2023.10.30 up
10月29日まで開催されたONE PIECE関連のイベント会場より
先月上旬、台南へ行ってきました。
主に海の近く、ヨットハーバーを中心に回ってきたのですが、色々知ることができる大変いい機会となりました。
まずは、台南市安平區のヨットハーバーで開催されたONE PIECE関連のイベント。台北以外では、あまり見る機会がないものです。
目玉になったサウザンドサニー号のバルーンオブジェ
最大の目玉になったのは、作品中に登場するサウザンドサニー号のバルーンオブジェ。記念撮影をする人でにぎわっていました。
他にも、チョッパーの帽子のバルーンオブジェもあり…
グッズ販売店内の記念撮影用ボードより
飲食品を販売する売店もあり、関連グッズを販売する売店も設けられていて、ファンにはたまらない会場となっていました。
私が訪れた時は、あいにくの雨。シャッターを気持ちよく切れるような天候でなかったのが本当に残念で悔やまれる滞在となりました。
このイベントは、台南市政府観光旅遊局が主催しているのですが、周囲の話によると、台南市の安平港にオランダ東インド会社の支部が設けられ、開港されてから来年で400周年を迎えることで、それを記念する関連イベントの一つとして開催されている、ということでした。
来年も開港400周年の企画を実施、開催する予定があるそうで、気になる方は、台南観光を含めてみてはいかがでしょうか。
参加する機会をいただいたシンポジウム
今回、海が滞在のテーマだったので、台南市政府観光旅遊局主催のシンポジウムにも少しだけ出席しました。
メインテーマは、台南の「ヨットレジャービジネスの可能性」。
台湾でヨットレジャーに関する情報は、私が知る範囲では少なく、あまり聞きません。そこで、台南市安平區の港を整備し、ヨットレジャーを気軽に楽しめる場にし、ヨット販売を台湾だけでなく、海外向けに販売し、地域振興を図っていけるか、その可能性を探るというものでした。
会場のパネルより
このシンポジウムでは、福島一原発の処理水の海洋放出についてもパネリストが触れる機会がありました。
ちなみに、日本で「処理水」と呼んでいるものは「核廢水」と呼ばれていて、この日も使われました。このシンポジウムのパネリストたちは、海洋開発と海洋レジャービジネスの関係者だけでなく、子供の頃から海の恩恵を受け、海と共に育ってきた人たちで構成されているので、1度目の処理水放出のニュースが出たことに対する遺憾の声が上がっていました。
日本人の立場として、この件についてはどのような反応をし、答えてよいか分からず、複雑な心境になりました。もし、質問が出ていたら…とバツの悪さを感じながらその場にいました。
このシンポジウムも、開港400周年の企画の1つです。来年は台南から目が離せなくなりそうです。
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