台湾ランタンフェスティバルで見た日本(1)
2023.03.31 up
作品名「人人」
台湾ランタンフェイスティバルは、2001年から各都市持ち回りで開催し、23年ぶりに台北での開催となりました。今回の主要会場をめぐってみたら、色々日本関連のものが出ていましたので、それを紹介します。
まずは、松山文創園區会場で見たテーマ「人人(人々)」のランタン。台湾師範大學設計學系(デザイン学科に相当)の助理教授(准教授)の長友大輔さんと詹明旎さんの共同作品です。違う背景の人々が力を合わせて根差していき、成長し、暮らしていく様を表しているとのこと。「新住民」と呼ばれる外国から移住し、台湾籍を取得した人々が増える社会で、その大切さを訴えかけている作品です。
終了後は、新北市の客家文化園區内に移される、ということでした。
【参考】
https://news.cts.com.tw/cts/life/202302/202302172143915.html
https://design.ntnu.edu.tw/長友大輔/
作品名「花之森」
メイン会場に設けられていた「花之森」は、沖縄出身の国吉満さんの作品です。作品は、紙で表現している珊瑚花をランタンフェスティバル仕様で違う素材で作られていると見られますが、市街地の中心で咲く花として、人々に心地よさを与えることを望んで作られました。
【参考】
https://twitter.com/soyamax/status/1626925629353627653
台北101より
台北101もランタンフェイステイバルでは、大切な役割を果たしましたが、日本語の表記も出てくるようになりました。上の写真は、「あけまして おめでとう」ですが、他にも「たいぺい」というのもありました。
日本語のメッセージも
台北市政府前の市民廣場には、中国語、英語の他にも日本語のメッセージが設置されました。台北101のメッセージにも言えることですが、それだけ日本語が今の社会にに浸透していることの表れのように感じます。
他にも、日本語のメッセージがあったのですが、個人的には「ネイティブの日本人に見せて確認してもらえれば、よりよいものが残せたのに…」と思いながら撮影していました。
桃太郎のランタン
桃太郎のランタンは、日本人ではなく、中華花燈藝術學會が制作しました。桃太郎は、桃太郎が犬とキジと猿をお供にして鬼を成敗する話ですが、この場では設定を変え、キジが干支のウサギに替わり、設置場所に合わせ宝を持って川を上り、鬼の誕生日を祝う「L O V E & P E A C E」を前面に出しました。
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