ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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金婚式で孫からプレゼントされた手作りの家系図を持つ尾崎守さん

金婚式で孫からプレゼントされた手作りの家系図を持つ尾崎守さん

 1908年から1970年代ごろまで、日本から約25万人の人々がブラジルに渡りました。多くの人々が結婚して子どもが生まれ、着実にブラジルで生活基盤を築いてきました。
 かつて若者だった日本移民は、今ほとんどの人が70歳以上になっています。結婚してから50年を迎えるという人が増えており、昨年から金婚式の話題が身近になっています。



金婚式会場の目の前に広がっていた牧場地帯の風景

金婚式会場の目の前に広がっていた牧場地帯の風景

 10月10日にはイタペチニンガ(サンパウロからバスで2時間半ほど内陸へ)で尾崎守さん(76歳)と美惠子さん(71歳)ご夫婦の金婚式にお邪魔させていただきました。
 式は7人の子どもたちが企画されたとの事です。広々とした緑豊かな景色の広がるイタペチニンガ郊外のホテルの別邸で行われました。親族や友人がたくさん訪れ、心温まるとてもアットホームなパーティーでした。


ブラジルでの結婚生活50年を迎えた尾崎さんご夫妻の金婚式。3世代が一同に集まって

ブラジルでの結婚生活50年を迎えた尾崎さんご夫妻の金婚式。3世代が一同に集まって

 金婚式ですが、ブラジルの結婚式でもよく見られるような趣でした。指輪交換あり、子どもや孫、友人のあいさつあり、2人のこれまでの歩みを紹介するスライドショーあり…と、晴れやかなすばらしい一時でした。


会場では職人さんが仕出しでたくさんのお造りを。後ろの方では肉を焼いている

会場では職人さんが仕出しでたくさんのお造りを。後ろの方では肉を焼いている

 食事はブッフェ形式(自由に取る形式)で、シュラスコ(ブラジル式バーベキュー)やサラダはもちろん、豪華なお寿司やお刺身が振舞われました。この日はマグロだけで30キロも用意されたそうです。職人さんが目の前でお造りを作ってくれました。ブラジルでは内陸でもこんな豪華なお刺身をいただけるようになっています!!日本人が一生懸命ブラジルで根を張って生きてきた何よりの証拠だと感じました。現在、イタペチニンガには約1600人の日系人が暮らしているそうです。


世代を経てファミリーも友人も人種の坩堝!

世代を経てファミリーも友人も人種の坩堝!

 結婚から50年、日本から移り住んでも50年というご主人の守さんは、ブラジルにいながらも日本の男性らしく、奥様に「愛してるよ」とはなかなか言えないということでした。この日も友人に背中を後押しされましたが、やはり「愛している」ではなく、
「今まで一緒にいてくれてありがとう」
と、大切な奥様に感謝の気持ちを伝えられました。これからもおしどり夫婦で長生きしてください!!!
 


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  • 2 コメント

2 - Comments

sabaより:

2009 年 11 月 01 日 09:44:21

金婚式良いですね!!

うちはまだ20年、金婚式目指してがんばります。
かみさんに飽きられないように。

ここなら言える、「愛してるよ?!」///

tomokoより:

2009 年 11 月 01 日 19:03:43

思いがあればぜひ「愛してるよ」を奥様に!

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