フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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これは事件と関係ない猿です

これは事件と関係ない猿です

 2007年パリ近郊で起き新聞沙汰にもなった事件。
実は、友人の義兄フレデリック(偽名)の身の上に起こった事でしたので詳しく聞く事が出来ました。

 F氏は動物好きな奥さんと子供と4人暮らし。
動物から鳥・魚類に至るまで家の内外(家の周囲は動物が出ないよう網で囲んでいました)で色んな生き物を飼っていました。

 忙しい年の暮れ、不動産業のF氏が真夜中に仕事を終え帰宅した時の事です。
いつものように家の周囲を囲んでいる網の中に入る戸を開け、動物が出ないよう閉じました。


 「おーい、帰って来たぞ」と側にいた子ザルに挨拶をしたら、子猿は急にキーキーと奇声を上げたそうです。
すると親ザル2匹が猛攻撃してきて子猿も加わり、3匹同時に彼に噛みつき始めたのです。
 逃げても振り払っても執拗に噛み続けられ、異様な殺気が辺りをつつみました。


 必死に台所に有る裏口ドアに逃げ込みましたが、疲れきっていた彼は猿が後ろを追い入って来たのに気が付かなかった!
こうしてキッチンでも猿たちは攻撃し続け、血だらけの台所になる。

 意識朦朧としつつも家族のいる家では危険と感じ、外に逃げる事にした。
何とか猿を家を囲む網の中に閉じ込める事が出来、40メートル先の道路まで辿り着き、通行車に助けを求めたのです。


 やっと1台目が来て停車。
…が、F氏の肉が剥がれ、ぶら下がり骨まで見える姿はホラー映画のようで恐ろしかったに違いない。急発進で行ってしまったらしい。
2台目も同様!

3台目が見える!
やっとの事で手を上げる。
それは、救急車であった。救助隊の人は今まで見た事のない恐ろしい人間の姿に絶句だったそうです。


 現在
彼は自分の顔をかばった手がありません。
体は筋肉を継ぎ合わせ奇跡的に戻り、リハビリ生活。
猿は射殺され、奥さんはとても悲しんでいます。


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  • 1 コメント

1 - Comments

SZAより:

2009 年 08 月 31 日 11:55:15

な、なんという光景!

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