ウナギの稚魚のパスタ
2009.09.17 up
cazuela(カズエラ)と呼ばれる平土鍋で、ガーリッックと赤唐辛子をオリーブオイルでいためて料理するととってもおいしいです。でも、これはニセモノなんです
日本人はウナギが大好きですが、スペイン人も同じく大好きです。といっても好きなのは稚魚、ウナギの白子(しらす)です。夫が小さい頃は、ボール状になって川にたくさん生息しているのを網等ですくって採っていたそうです。日本もバスク地方からこのウナギの白子を買って中国で育てて日本で食べていたそうです。そのせいか、今となっては数が減り、この「ウナギの白子」は超高級品。本物は高くてなかなか食べられません。
うなぎの白子のイミテーションのすりみ。「カニかま」ならぬ「ウナギかま」。
それでもウナギの白子(アンギラ anguila)を食べたいスペイン人は今はこの、魚のすりみや小麦粉を混ぜて作った、ウナギの白子のイミテーションパスタを食べます。形や、背中のあたりの灰色の線など、一瞬ほんもの見たいにみえます。アイデアとしては「カニかまぼこ」に似ています。
サーモンとウナギの白子のピンチョス。
この白いニョロリとしたパスタ、バルのおつまみのピンチョスとしてもよく使われています。知らないと何かな?と不思議に思いますが、オリーブオイルとガーリック、赤唐辛子といっしょに炒めてある場合がほとんどで、味はペペロンチーノ風。おいしいですよ。是非試してみてください。
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