オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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思いのままに作られた「住居」

思いのままに作られた「住居」

オランダは、福祉国家体制が完璧に整っていることを誇りにしている国。常に掲げるモットーは「ホームレスを出さない」ことだといいます。が、ホームレスは本当に存在しないのでしょうか?


ホームレス収容所の入り口

ホームレス収容所の入り口

不況が続く世の中、オランダにも家がない人たちは存在します。そのほとんどが、アルコール中毒者、ドラッグ乱用者、またはその過去を持っている人たちです。


そういったホームレスの人たちは、自分で住む家こそありませんが、路頭に迷うことはありません。というのは、ホームレス収容所が都市ならば最低でも5箇所ほどあり、全員に食事と寝床が24時間体制で用意されているからです。


オランダ国籍保有者及び永住許可を受けている者であれば、必要最低限の生活保護が支給されるため、真の意味でのホームレスはいない、ということになりそうです。


ボランティアによる散髪も

ボランティアによる散髪も

奉仕精神豊かなのも、オランダ人の特徴ですが、特にホームレスのために働くボランティアの人びとは、無償で何かを施すことを誇りとしています。
特に美容師やマッサージ師など、手に職のある人たちは、ホームレスの収容所でサービスすることを生き甲斐にしている人も多いとか。福祉国家オランダといわれるゆえんの1つは、人びとの精神によるものなのかもしれません。


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