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うどんの発祥地!?日本人町があった場所
2010.01.15 up
きめ細かい彫刻の彫られたモニボン王の仏塔
首都プノンペンから北西に約40kmのカンダール州に、カンボジアの旧首都(1618年~1866年)だったウドンという街があります。
この街にはウドン山という小高い丘があり、メコンデルタに広がる平野を一望出来ます。
山の中腹では、カンボジアの占いも体験できる
プノンペンから車をチャーターして片道1時間半(50$(約5,000円)程度)の場所です。
17世紀の朱印船貿易時代、この街の近くの村に日本人町があったそうです。
ウドン近郊のピニャルー村に70~80軒程の日本人の家が存在していたという記録があります。
過去に発掘調査が何回か行われて、伊万里焼の破片数点が見つかりました。
王の遺骨が納められた仏塔
王都時代の面影を残す複数の仏塔や寺院が山の頂上に残っています。
週末になると、カンボジアの人々で賑わいを見せます。
16世紀の日本人も見た山頂からの景色
うどん料理の発祥の地がここだと言う説があります。
ウドン周辺で見たカンボジアの麺料理を日本に持ち込み、「うどん」と名付けられたという説です。
山の入り口にはおみやげ物の市場がある
うどんの発祥の地かどうかは別にしても、日本と古くから縁がある場所には変わりありません。
日本人の血を引くカンボジア人があなたのすぐ隣にいるかも知れませんね。
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