PTAがなきゃ、もたない学校
2010.04.24 up
フロントで電話に出ている生徒のお母さん
私が教えているマディソン・カントリー・デー・スクール(MCDS)は幼稚園から高校3年まである私立の学校です。
州立の学校はウィスコンシン州の政府からお金を受けてやっています。しかしMCDSは私立なので、お金をもらわないで、授業料と寄付だけで、教師と他のスタッフの給料や建物のローンやコピー代や遠足費など、つまり全部、払わなくてはいけないのです。
州立の学校と違って、フロントでお客さんを迎えたり電話に出たりする人やサッカーチームのコーチをする人など雇うお金がないので、親がしてくれます。大げさに聞こえるかもしれませんが、そんなボランティアがいなかったらMCDSが絶対になくなってしまいます。
毎月一回、ひとつの学年のご両親が感謝を込めて昼ごはんを用意してくれます
PTAのボランティアがとてもきれいに作ってくれた掲示板です
学校でのボランティアだけではなく、PTAはMCDS教師とスタッフに感謝を表すためにパーティーを開いたりコーヒーサービスをしたりしてくれます。
MCDSで教え始める前に、ある州立の高校で教えていました。その学校には、一週間の「Teacher Appreciation Week」(先生感謝週)がありましたが、MCDSでは毎日が「Teacher Appreciation Day」だと感じているぐらいです。親はちゃんと、教師の私たちが子どもの将来のためにがんばっているということを理解していて、その感謝を具体的に見せてくれます。
この間PTAが開いてくれたパーティーで撮った写真。テーマが「1960’s and 1970’s ダンスパーティー」でしたが、雰囲気を作るため、PTAの人がこのような仮装をしました。
PTAがもちろん、子どものためにも色々してくれます。毎年PTAが提供する「Books and Bagels」が先週ありました。学校が毎日8:00からですが、年に2回、参加したい生徒が7:00に来てPTAが用意してくれたベーグルやフルーツを食べたりジュースを飲んだりしながら好きな本を読みます。
PTAがごちそうしてくれたベーグルなどを食べて読書をエンジョイする小学生
レポーター「カレン・ヘンドリクソン」の最近の記事
「アメリカ」の他の記事
0 - Comments
Add your comments