バスケットボールをする子供達。市運営のスポーツクラブにて
欧州の新学期は9月です。
この月、子供を持つ親は、学校外活動探しに大忙しになります。
日本では、塾に通わせるのが当然のようになり、現代の子供達は大変ですね。
欧州でも、子供に何か習わせるのは、教育熱心な証拠であり、親同士の見栄もありで、当たり前の事になって来ています。
そんな事、考えてもいなかった親たちも、周りが通わせるので「我が子にも何かやらせないとダメかしら?」と心配になっている様子です。
子供(10歳くらいまで送迎)を迎えに来た親が、出口で立ち話
新学期9月の校門前は、「お子さんに習わせるモノ、決まりました?」と、親同士、口々に話しこみ、情報交換に熱心になります。
「うちの子は、空手と音楽教室よ!」と、2つくらい言わないと、尊敬の眼差しを受けられません…会話している表情から、そう感じました。
さて、今回お伝えしたいのは、公的機関・組織によって運営されている「習い事」は、狭き門であるという事です。
子供の水泳教室申し込みのため、早朝5時から並ぶ親たち
民間との違いは、第一に受講料が安い事です。
第二に真面目で有能な先生がいる確率が高いことです。
当然、親たちは我が子のために、そこを望みます。
でも、人数制限があるので、申し込み時間前に並ばなくてはなりません。
例えば、パリのコンセルバトワール(ダンスや音楽学校)は、大人気で、前日から並び、翌日朝まで窓口が開くのを待つのは恒例です!
すっ、凄いですね。
申し込みが無事済み、ホッとして受付の人と談笑する親。並んだ甲斐がありましたね!
何か、並ぶ以外の方法で、申し込みをする方法はないのでしょうか?
…どうやら、フランスもそうでしたし、スペインでもこの方法でしか、受け入れてくれませんでした。
申し込みの日に並ばなかったら、子供は習い事のクラスには入れないという事です。
受付の日に行ったのに、外れてしまい、「来年頑張るわ!」と言っていた友達を思い出しました。
そうです、1年後まで待つのです。
ですから、9月の受付日は重要!
用事がある親は、代理人を雇ったりもします。
水泳クラス。左から3番目のこの水着が、とても気になってパチリ!
習い事ベスト3(幼い時に親が決める習い事)は、音楽・水泳・絵画。
さすが、ヨーロッパですね。親は芸術面を重視します。
男女別では、男の子は空手がダントツ人気で、サッカーは次です。女の子は、ダンスです。(詳しく言うと、フランスはクラッシックバレエ、スペインはヒップホップダンスが人気)
「塾」でお勉強というワケではないのが、嬉しいかな。
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2 - Comments
庵主より:
2010 年 09 月 30 日 03:56:49
楽しいレポートありがとうございます。
私今はポルトガルで暮らしておりますが
どこの国でも親の関心は一緒なんだなっと感心させられました。
綺麗な文で読みやすく最高です。
出来ましたらいつかフランス、スペインの
ZEN 事情、、、そう、、あの禅ですがレポート
していただけたら嬉しいです。
凄く興味を持っております。
こんなリクエストしていいのか、、、大変失礼いたしました。
機会があったらポルトガルにも足を運んでみてください。
佐原
別紙あつ子より:
2010 年 09 月 30 日 18:36:11
佐原 様
コメント有難うございました。
禅について興味がお有りなんですね。
昨年7月にパリでジャパン・エクスポが有り、その時に「禅」についてレポートをしましたので、もし宜しかったらご覧下さい。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=200971735144
フランスでは、みな興味を持っているようです。
アジアの国々の中で、特に「神秘」のイメージがある日本に対して、「禅」の世界は日本を知るための「入道門」の様な感覚で捉えている気がします。
どちらかというと、スペインよりもフランスの方が興味を持っている人が多いように思われます。
多分、哲学を愛する国民性からでしょう。
それから、リクエスト嬉しいです。
機会がありましたら、またレポートしますね。
ポルトガルは、近いのに訪問する機会が有りませんでした。
歴史的にも、日本と深い関わりの有る国なので、興味を持っています。
是非、近いうちに訪問したいと思っています。
有難うございます。
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