先日、リビアの首都トリポリをホームグラウンドとするサッカーチーム同士の試合がありました。

そういう時はいつもそうなんですが、試合開始前から暇な若者たちがご贔屓チームの旗をいっぱいクルマに飾り、奇声をあげながら箱乗り（窓から上半身を出して座ること）をして街を暴走しています。

ヨーロッパに近いからか、リビア人はサッカー大好きです。
でも国際的にはそれほど強くないようで？ワールドカップには出場経験はないようです。

その代わり、何故かフットサル（5人以下で行われるサッカーに似た競技）はすごく強いようです。

2008年のアフリカン・チャンピオンシップでは優勝しましたし、アラブ・チャンピオンシップはここ2回連続、北アフリカ・フットサルカップは開催以来全制覇（全3回）しています。

何故そんなに強いのかは謎ですが、街中にも屋外フットサルコートがいくつもあり、庶民が気軽に楽しむスポーツとして浸透しています。
リビア人にあまりスポーティな印象はないのですが、フットサルだけは例外のようです。

そしてなんと、2009年にはフットサル日本代表チームがわざわざ親善試合に来リされていました。

この試合、何故か審判が全員リビア人という布陣だったんです。
試合運びなど、日本人には強く不満の残る結果になってしまいましたが、2試合連続でリビアチームが勝利したということは、強いことには間違いないようです。

観客席の日本人はほんの数人で、“アウェイ感”むんむんでした。
変なハナシですが、仮にこの時日本チームが勝利していたら…と考えると、今さらながら背筋が寒くなりました。
フットサルやサッカーにかけるリビア人の情熱は恐ろしいほどなので、何があってもおかしくはなかったですね。

でも仮にまた日本チームがリビアに遠征される場合は、応援に行きますよ～。
もし関係者の方が読まれていたら、ぜひご検討くださいませ！

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