ライヒェンバッハの滝に見とれた後は、コナン・ドイル作『シャーロック・ホームズ』シリーズの中の一話にある、ホームズ対モリアーティ教授が命を懸けて戦った“最期の死闘スポット”を目指すことに。

　滝の前からスタートするハイキングコースを歩いて行くと、目的地まで到着できるようになっているようです。他の観光客の人たちも階段を次々と昇って行っていたため、われわれもその後に続きました。

　途中、ところどころに展望テラスがあり、そこから滝などの絶景を異なる角度や高さから楽しむことができます。途中で滝を横切る小さな橋を渡ったり、春の野花が咲く新緑の森の中を歩いて行ったりと、身も心もリフレッシュできそう！

　こんな調子で足取り軽く歩いていたら、目的地近くになるにつれ、未舗装の狭い道になっていき、人がすれ違うのもためらうようなけもの道のような場所が出てきました。特に崖から染み出る水が上からしたたり落ちてくる、土の細い道を通って行く時はちょっぴりどきどき。
　
　しっかり鎖の手すりにつかまって、そろそろと道を歩いて行きました。

　こうして無事目的地に到着！　フェンスは低くて古そうだったので、フェンスに寄りかかったり、近寄ったりしないようにしていました。ごろん、と滝に落っこちたらどうしようとスリルを若干感じる場所だったので…（笑）。

　ホームズファンの人はもちろん、そうでない人でも自然がいっぱいで楽しめる場所でした。『シャーロック・ホームズ』シリーズをちゃんと最初から読んでみようかな、という気分にもさせられた今回の旅でした。

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