スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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子供のつなぎ、腕と足の部分、そして背中にも反射板がついています

子供のつなぎ、腕と足の部分、そして背中にも反射板がついています

今年も最早ひと月が過ぎ2月になりましたが、日は長くなってきたもののヨーテボリではまだ朝8時でも薄暗く、夕方5時には真っ暗です。冬至の頃のヨーテボリでは、日の出が9時頃、日の入りは夕方4時頃、スウェーデン北部に行くと更に日照時間が短くなります。

それでも子供たちは暗闇の中で幼稚園や学校へ通うわけですが、そこで心配なのが交通安全、特に小さい子供は車からも見えにくいものですね。
子供の姿を見えやすくするために目立つ工夫をすることが大事ですが、大変役立つのがリフレクター(反射板)、スウェーデンで売っている多くの子供用のつなぎに縫い付けられています。

寒い日でも元気に外で遊ぶのが幼稚園での日課、小学生も学校が終われば外で遊びますが、そのために防寒性の高いつなぎは冬の必需品です。
スウェーデンは元々子供を大切にする国、冬の間は毎日着るつなぎに最初からリフレクターを取り付けることで子供たちを事故から守るということで、国内全域でつなぎの主流デザインとなっています。
日本ではまだリフレクター付きのつなぎは数少ないようですが、もっと出回っても良いように思います。

つなぎのみならず、子供の冬物全般で他にも反射の工夫がされているものもあります。


靴にも前方と後方にそれぞれリフレクターがついています。手袋にもリフレクター、手の甲の銀の部分が暗いときに光ります。

靴にも前方と後方にそれぞれリフレクターがついています。手袋にもリフレクター、手の甲の銀の部分が暗いときに光ります。


雑貨屋などに各種リフレクターが売っていますが、このように服やバッグに付けます。バッグについているクマのぬいぐるみが着ている服がリフレクターになっています。服に2つ付いているリフレクターも他にも色々な形が売られています。

雑貨屋などに各種リフレクターが売っていますが、このように服やバッグに付けます。バッグについているクマのぬいぐるみが着ている服がリフレクターになっています。服に2つ付いているリフレクターも他にも色々な形が売られています。


多くの子供の冬服に付いているリフレクター、日照時間が短いスウェーデンの冬を子供たちが安全に過ごすために工夫されたデザインです

多くの子供の冬服に付いているリフレクター、日照時間が短いスウェーデンの冬を子供たちが安全に過ごすために工夫されたデザインです


2月1日朝8時のヨーテボリ、まだ薄暗い中、幼稚園や学校に行きます。少し遠くから見ると、背中と両腕、両足のリフレクターが光っているのがわかりますね

2月1日朝8時のヨーテボリ、まだ薄暗い中、幼稚園や学校に行きます。少し遠くから見ると、背中と両腕、両足のリフレクターが光っているのがわかりますね

スウェーデンの保険会社では、蛍光色のベストや反射ステッカーなど交通安全用品の販売にも力を入れています。

蛍光色のベストは、子供用のみならず大人用も、さらに犬用もあります。散歩中の愛犬も事故から守るに越したことはありませんね。
反射ステッカーは日本でもよく売られていますが、安全対策を目的にしたものでも子供たちが自分で好きな形に切り取ってバックに貼ったりできるのが楽しいものです。

その他、バックにつける蛍光色の名札などもありますが、glimmis(グリミス)という名の、スウェーデン発祥の光るキーホルダーがあり、日本にも輸入されています。
色々な形があり楽しいので、スウェーデンに来られたときにはお土産にまとめ買いし、皆様にお配りしても喜ばれると思います。


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