スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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春の真っ盛りの今、スウェーデンも美しい花々が多く見られる時期です。3月頃までツボミだったものが徐々に開花し、至る所に咲き誇っています。

スウェーデンに「国花」というものは設定されていませんが、最も特徴的なことは「青と黄色の花」が多いということ、スウェーデンの国旗の色と同じです。
団地のプランターや公共施設の前などでも、青と黄色の花の割合が非常に多くなっています。その中に赤や白の花をアクセント的に混ぜて目を引き立たせていることもあります。

これらは、もちろん野生ではなく人為的に青や黄色の花を咲かせるものを植えているのではありますが、国花と同じ色の花を好む国民性こそが、スウェーデン人の持つ愛国心の表れであり、だからこそ「青と黄色の花」がスウェーデンのシンボル的存在として感じられるように思います。

種類としては、クロッカスと言われるアヤメ科の花やスイセン、ミスミソウなどが多く見られます。


スウェーデンの国旗(薄青に黄色の十字架)をあしらって並べられた花

スウェーデンの国旗(薄青に黄色の十字架)をあしらって並べられた花


家の近くにも青くて可愛い花が咲き誇っています。このような多年草は眺めた感じで野生のものと区別がつかないだけあり、花が咲くと「今年も春が来た!」という気分を強く感じされられます

家の近くにも青くて可愛い花が咲き誇っています。このような多年草は眺めた感じで野生のものと区別がつかないだけあり、花が咲くと「今年も春が来た!」という気分を強く感じされられます


ポスク(イースター)に飾られる花は黄色が主流 ポスクに備えるための花も各店舗で販売されています

ポスク(イースター)に飾られる花は黄色が主流 ポスクに備えるための花も各店舗で販売されています

日本の春を代表する花と言って多くの方が連想するのは「サクラ」ですね。
北海道での開花時期はまだこれから、5月頃ですが、本州を中心に咲いているのではないでしょうか。地震で大変な状態の中でも、咲き誇るサクラを見ると心が癒されることもあるのではないかと思います。

スウェーデンでも「SAKURA」とローマ字表記され、日本食レストラン名や日本文化を取り入れた雑貨の名前などに使われることがよくあります。
Botaniska trädgård/ボタニスカ・トレードゴードというヨーテボリにある北欧最大の植物園に行くと、日本庭園をモチーフにした区域にはサクラが植えられています。



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