スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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ヨーテボリの公共交通機関、västtrafik(ヴェストトラフィーック)が経営する路線船 デッキやカフェが備え付けられている船もあります

ヨーテボリの公共交通機関、västtrafik(ヴェストトラフィーック)が経営する路線船 デッキやカフェが備え付けられている船もあります

ヨーテボリは、住宅街でも至る所にカモメが飛んでいるような港町、市民の足としての航路も発展しています。
世界地図や北欧全体の地図であっても、ヨーテボリの位置が記載されていても細部まで見るのは難しいとは思いますが、ヨーテボリ周辺の地図を拡大すると、市内中心部に運河があり、運河を隔ててHisingen(ヒッシンゲン)という島につながっていることが分かります。

その両岸沿いをまたぐための路線として船が運行しており、もちろん通勤や通学の足としても使われています。

しかし目的を定めずにこの船に乗るだけでも、運河クルージングのムードが楽しめます。
一般に観光目的のフェリーやボートは高価ですが、この船は公共交通機関の一環ですので、バスや電車と同じチケットで乗船可能、もちろん1日券や定期券も使えます。


左側がヨーテボリ周辺地図、赤く囲んだところがHisingenという島、Hisingenにまたがる青色の市内中心部を拡大すると右の画像のように運河があります。定時便の船は、黒線で示したように両岸を縫うように運行しています(公式地図検索サイトeniro.seより)

左側がヨーテボリ周辺地図、赤く囲んだところがHisingenという島、Hisingenにまたがる青色の市内中心部を拡大すると右の画像のように運河があります。定時便の船は、黒線で示したように両岸を縫うように運行しています(公式地図検索サイトeniro.seより)

ヨーテボリ市街地を隔てたHisingenには、IKEAやバッカプランというショッピング街があり、そういった場所に行く場合は多くの市民は電車やバスを使います。
しかし時間が許すのであれば、船でゆっくりクルージングしながら行く方法もあり、例えば右側の市街地の拡大地図で示したLindholmen(左側の緑線)から市街地(右側の緑線)に向かう場合、バスでは所要時間10分程度で便数も多く便利ですが、30分程度ゆっくり時間をかけて船で行くこともできます。
もちろんちょうど対岸に目的地がある場合などは、船のほうが便利といえます。

運河沿いにもレストランやカフェがあるので、海を眺めながら食事をすることもでき、天気の良い日は日光浴やテラス席での食事を楽しんでいる市民も多く見かけます。


対岸沿いを眺めた風景

対岸沿いを眺めた風景


公共交通機関の船に実際に乗ってみると、観光ボートも見えました

公共交通機関の船に実際に乗ってみると、観光ボートも見えました


ヨーテボリを代表する観光地、オペラ座や観覧車も、この通りきれいに映えています。

ヨーテボリを代表する観光地、オペラ座や観覧車も、この通りきれいに映えています。

ヨーテボリに実際に住んでいると意識することが少なくなる市街地の運河(および観光地全般)ですが、実際にこの船に乗ってみると、オペラ座などもきれいに見えたので、これなら観光にも十分楽しめる、値段もお手頃な公共交通機関の船と思いました。
スウェーデンは物価が高く、遊覧船など観光目的の交通も例外ではありませんが、ヨーテボリに来られた時は、市民になった気分で公共交通機関の船を利用し観光するのも良いかと思います。


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