スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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日本でホテルに泊まる場合、部屋の備品やアメニティといえば何が思い浮かぶでしょうか?
大抵のホテルでは、パジャマ、タオル、シャンプーリンスは備え付けられ、使い捨てのアメニティとして歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップ、ブラシまたはクシが備え付けられていますね。
しかし、スウェーデンおよび他の北欧諸国のホテルでは事情が違います。

まず部屋にパジャマは備え付けられていません。バスタオルと髪と体共用のボディーシャンプーものが置いてありますが、リンスはまず備え付けがありません。
使い捨てアメニティは何も置いていないのが普通、シャワーキャップが備え付けのホテルは稀にありますが、歯ブラシやカミソリが置いてあることは、到底考えられないことです。
日本では化粧品までおいてあるホテルもありますが、北欧人からすると、その充実ぶりには驚くことと思います。


今回の日本滞在中に使わなかったホテルのアメニティ用品は、スウェーデンから旅行する際の携帯品として大いに役立ちます。

今回の日本滞在中に使わなかったホテルのアメニティ用品は、スウェーデンから旅行する際の携帯品として大いに役立ちます。

最近はエコ対策として、使い捨ての歯ブラシやカミソリなどを部屋に用意しない代わりに割引で提供しているホテルプランや、連泊の場合の歯ブラシなどの追加や部屋の清掃を省いているプランも見受けられますが、もともとアメニティのない北欧では「必要なものは持参するのが常識」という考えに基づいているようです。
「手ぶらで宿泊」などと考える人がいないのでしょうか。
連泊時の部屋の清掃は入る場合もありますが、ホテルによってはしないこともあるので、確認したほうが無難です。

アメニティに限らず、ウェルカムコーヒーなどを用意しているホテルも見当たらず、全て有料での販売です。息子が赤ちゃんの頃の話、ホテルで粉ミルクのお湯をもらうのにも料金がかかったこともあります。

「使い捨てを少なくしムダを省こう」という北欧人らしいシンプルな気質が、ホテルにも反映されているように感じますが、日本人にとっては、北欧のホテルは「サービスが簡素すぎて物足りない。値段は一般に日本と比較しても高いのに…」と思うことも、よくあるものです。





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