オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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他のヨーロッパ諸国と比較すると、不況がかなり深刻なオランダ。国民の多くは、1セント(日本円にして約1円)をも惜しみ、最低限まで切り詰めた生活を送っています。その上、失業率や解雇率も上昇する一方。生活に不安を感じている人も増加傾向にあります。


どうやって減らさずにおくか?

どうやって減らさずにおくか?

一般にケチが国民気質とされてきたオランダ人たち。英語の表現にも、Dutch Treat(何事も割り勘で)の表現があるように、お金に関してはかなり合理的で「倹約家」なのは事実のようです。この不況時こそ、その生来の国民気質を発揮せざるを得ないのが実情なのですが、果たして?


オランダ人たちに、この不況時を乗り越えるコツを少し聞いてみました。そのコツとは・・・

・食料品は、冷凍できるものを選んで、特売のときに多めに購入して冷凍しておく
・衣料は、アウトレットやセカンドハンドの店を利用して購入し、着まわし術を磨く。
・自家用車での遠出を避け、列車やバス、自転車を利用する。
(オランダは、ガソリンがヨーロッパ諸国内で最も高額)
などなど、ちょっとした工夫で無駄な出費は避けられるというわけです。


「そんなの、当たり前!コツとは言えないんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、ならば、ということでオランダ人が指南(?)するのが、『箪笥預金』!最近では、銀行も合併が続き、利率も下がる一方で、預金するにも不安が多いということもあって、箪笥預金をする人が急増中です。この箪笥預金、その言葉どおりの預金法で、洋服ダンスの奥深くにしまい込んだり、果ては冷蔵庫に保存(!)するなど、隠し場所はさまざまのよう。


文字通りの箪笥預金・・・貯金?

文字通りの箪笥預金・・・貯金?

ちなみに、この貯金法で功を奏している人もかなりいるそうですが、逆に空き巣の増加が社会的に問題になっているのも事実。貯金が家にある、となれば、空き巣がてぐすねを引いてまっている、という皮肉な結果をも生んでいます。


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