とってもヤーマンな愛情表現
2012.02.09 up
娘をとっても愛するお母さん
派手好きのジャマイカ人は、愛情表現も派手です。
お母さんが子供に「愛してるよ!」と言うのは当たり前のことです。子どもに人前でキスしたり、ハグしたりする姿もよく見られますが、10歳くらいになると少々恥ずかしい様子。
写真のお母さんは、私の大家の長女です。私のお姉ちゃん的存在です。彼女には3人の子供がいます。長男は12歳で少々難しいお年頃。
先日、お友達の前でお母さんにキスされて少々嫌そうでしたが、言わないところは国民性なのか、彼の優しさなのか、どちらでしょうか。
家族のために魚を揚げるお父さん
お姉ちゃんの旦那様が、先日料理を作ってくれました。
基本的にジャマイカは男性が女性にとっても優しいのです。レディーファーストもしてくれるし、キレイだね、可愛いね、とたくさん褒めてくれます。
さすが、鶏肉の大量消費国。正真正銘の肉食男子がたくさん生息していますね!
家族に優しい男性は、とっても素敵ですが、見知らぬ女性にもしつこいくらい優しいのが、少々問題ではあります。
タクシーの運転手さん、掃除のおじさん、バイクに乗った若者、いつも積極的に愛情表現をしてくださいますが、どう対応していいのか、どう聞き流すのがベストか、研究中であります。
お父さんが、家族のために揚げた魚たち
お父さんが揚げてくれた魚は美味しかったですよ!
みんな、素直に褒めます。
思ったことを口に出して伝えることは、ジャマイカ人にとってとても重要なことみたいです。
言わなくても伝わるなんて考え方は、この国では通用しない様子。だから自分の意見もどんどん言わないと負けてしまいます!
時には思ったことを言い過ぎてケンカをする姿も見かけます。
言い過ぎにはご注意を!
兄弟で過ごす休日の海
兄弟・姉妹でも、お互いに「I love you!」
と言っている姿をよく見かけます。
日本で、私は家族や兄弟に愛してと言いません。感謝の言葉なら言いますが、愛してるって言うのは、やはり欧米文化なのでしょうね。ジャマイカもイギリスの植民地時代の名残が強いので、欧米文化。そこにアフリカ系の文化が強まり、レゲエが生まれ、陽気でおおらかな文化になっています。
Yesのように使われるYea manという言葉には、大丈夫!もちろん!といったyesよりも強い肯定があるように感じます。
ジャマイカの愛する家族へ
このピザは、私が、お世話になっているジャマイカ人家族に感謝を込めて焼いたもの。
庭にある、アキーという木になる実を使っています。
アキーは毒の部分があるので正しく調理しなければ愛する家族を殺してしまいます!良い実を採るために木に登り、丁寧に料理し、生地を発酵されて、焼いて…。
料理をつくって、一緒に食べることは、世界共通の愛情表現ではないでしょうか!
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タグ:愛情表現
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