モロッコ人の誇り タジン!―モロッコ料理あれこれ
2012.06.30 up
タジン
こんにちは。モロッコはセクションごとに分けないとなかなか説明しきれない程色んな事がありました。今回はモロッコ料理です。
モロッコ人に「モロッコの何がいいの?」と聞くと、「タジン!クスクス!」とその特色ある料理の名前が飛び出します。モロッコにもハンバーガーやパニーニなどのファストフードがあるのですが、やはり、タジンやクスクスなどの伝統料理を誇りに思っている人は多いようです。
山のように並べられたタジン鍋
タジン鍋は一時日本でも健康食として注目されたので、ご存知の方も多いと思いますが、野菜や肉の蒸し鍋です。クスクスは独特のパスタの様なものの上に野菜や肉が乗せられて蒸されたものでした。私たちの主観で感想を述べますと、タジンは「健康的な味がしてお腹にもよさそう」、クスクスは「素麺をぶつ切りにした様な味」という事で、特段美味しいともまずいともない味だという帰結に至りました。もしかしたら、スパイスを多用した本場のモロッコ料理は日本人の口に合わないのかもしれませんね。
期待を裏切ったミントティー
ミントティーも飲みましたが、ミントが一房たっぷりと入っていて、香りは楽しめましたが、それを飲むには少々強く、また、グラスに入ってきたのにホットだったという点にも度肝を抜かれました。私はそうグルメな方ではなく、「味のB専」と知人から揶揄される程なのですが、今回は珍しくあまり美味しいと言った記憶がありません。
タジン鍋やクスクスはだいたい50ディルハム(約500円)とお高めで、最終日に食べた大衆食堂の食事はパンにじゃがいものポタージュと魚のフライをつけて、12ディルハム(約120円)とかなり安くあがりました。パンに蠅が集っている店で食べたこの料理が一番モロッコを感じられてよかったように思います。やっぱり、私は貧乏舌なんでしょうかね。
一番おいしかった12ディルハムのご飯
フランスで買うと高いからというので、クロワッサンをまとめ買いして空港に向かったのですが、クロワッサンも1個1.5ディルハム(約15円)と激安でした。ここまで来るとある意味で金銭感覚がおかしくなってきますね。フランス語も通じるし、毎日3食食堂に通っても、500円でお釣りが来るのかと考え、一瞬将来的なモロッコでの滞在も考えてしまった私なのでした。
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