台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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先生(左のネクタイとワイシャツの方)もノリノリでお芝居に参加しています

先生(左のネクタイとワイシャツの方)もノリノリでお芝居に参加しています

 台北市立第一女子高級中學(通称:北一女・ベイイーニュィ)の卒業式は、毎年テーマがあり、そのテーマに沿う形で式が進行していきます。
 今年のテーマは「不思議の国のアリス」。
 ストーリーはそのまま土台になりますが、舞台は学び舎である学校です。
 自分たちが作ったシナリオに合わせて、高校生活を振り返る映像と共に、上の写真のように芝居も挟みながら式が進行していきます。
 
 前出のシナリオもそうですが、場内で放映される映像も、全部卒業生がメンバーの卒業式実行委員会が制作したもの。その質の高さに驚かされるばかりでした。

 場内で使われた映像の一つは、下記URLをご参照ください。
http://www.youtube.com/watch?v=zaWcXLa5dEE&feature=related


市長賞の表彰式の様子

市長賞の表彰式の様子

 上の写真は、早い段階で行なわれる表彰式の一つ。

 表彰式は、市長賞、校長賞、皆勤賞など、多岐に渡っていて、お芝居やダンスの間に進んでいきます。

 


一番盛り上がったダンス

一番盛り上がったダンス

 この卒業式で、一番盛り上がったのは、このダンスのとき。

 


2階席にいる卒業生たちも一緒にダンス!

2階席にいる卒業生たちも一緒にダンス!

 上の写真のように2階席にいる卒業生たちも一緒に立ち上がり、ダンスをしていました。
 ちなみに、3階席は2年生と父兄の席ですが、冷めた感じですね。

 私はさすがにダンスはしませんでしたが、日本ではまず考えられない光景です。


在校生の送辞の様子

在校生の送辞の様子

 卒業式前半は、ダンスや表彰式で構成されていますが、後半は上の写真のように在校生の送辞など、卒業式で必ず行なわれる定番行事が行なわれます。

 この在校生の送辞は、私がかつて経験した原稿をただ棒読みするだけのつまらないものではなく、写真の4人が自分の言葉で先輩たちへメッセージを送っていました。

 その内容は、「あたしが、(校内の)売店のおまけでもらったチョコレートが食べられないとき、いつも先輩にあげてたけど、それを食べてくれる先輩がいなくなったら、あたし太っちゃうかも!」という感じのもので、私は聞いていて笑いが止まりませんでした。もしかしたら原稿を用意して、入念に練習していたかもしれませんが、それを感じさせないくらい見事でおもしろいものでした。

 日本では、こうした送辞は全部先生のチェックが入った時点でNGとなりますが、これを聞いていた先生や来賓の方々は笑いながら眺めていました。

 その後、卒業生答辞、卒業証書授与式と続きますが、その様子は次回へ続く


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