
黒い岩の砂漠に突如現れる 謎の石塀群
地上絵といえば、ペルーのナスカ。
上空から撮影された台地に広がる数々の絵を、みなさんも、本やテレビで見たことがあるのではないでしょうか。
ペルーにあるナスカの地上絵よりも、もっと昔に作られたという地上絵が、中東のヨルダンにあるのです。

赤で囲まれた部分を地上から眺めます 事前に行き先をGOOGLEで調べてくれた友達より
名前は「カイトサイト」
上空から見ると凧のような形をしているから、名付けられたそうです。
2012年8月8日、青年海外協力隊員の同期たちとヨルダンの地上絵を地上から見学しに行ってきました。
場所は、アンマンから100km先のアズラック地方。
薄茶色の砂漠をぬけると、あっという間に、黒々とした玄武岩の岩石砂漠に様変わり。

持ってきていたゾウさんと一緒に ナイフ型石器を持って狩猟
さて、このカイトサイトの正体ですが、大きな動物を捕まえるための罠だといわれています。
紀元前12000年から5000年前の新石器時代にできたものだそうです。
古代のハンターが使い、動物の皮をはぐためのナイフ型石器もコロコロ転がっています。

ヨルダン人すら知らない場所で。謎の観光客たち
今回お世話になったヨルダン人タクシードライバーでさえ、「これまでたくさんの観光客に、ヨルダン全土を案内したけれど、あんな場所がヨルダンにあるなんて、知らなかった。
日本人は本当に好奇心旺盛、たくさん勉強しているなぁ」と、言っていました。
幹線道路から外れていて、観光地でもありません。
外国人観光客もヨルダン人にも知られていない、壮大な古代ロマンを一人占めした一日でした。

今回紹介したカイトサイトは、ヨルダン・アズラックにたくさん点在しています
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タグ:地上絵,古代
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