日本は現在入試シーズン。
イタリアは、幼稚園から小中高校まで国公立、私立とも入学試験はありません。
イタリアの新学年は9月中旬に始まり、6月初旬に終わります。
この時期、来年度（2013ー14）9月の新学年の幼稚園、小中高校の入学手続きが行われます。
ネットの普及が進む中、今年より新規導入された教育省による、国公立小中高校の全国統一オンライン手続きが、21日より開始されました。手続きは2月28日まで。

対象学生は750万人。オンライン手続きにより、申請用紙代が節約され、各学校の事務局の入学手続き作業も80時間節約されるとのことです。
スローなイタリアの事務作業が、オンラインにより途中手続きの状態も確認でき、土日祝日も含めた24時間アクセス可能。

教育制度に一連のWEB作業を導入する中で、今年の6月の学年末より電子成績表開始。成績の発表はネット上あるいはメールで受信。出席簿もデジタル化し、家庭より即座に子供達の出欠席、遅刻状況を知る事ができ、学校との連絡もオンライン化していきています。

しかし、実際イタリアでは昨年度の政府中央統計局のデーターによると、PCを保有する家庭は全体の59.3％、ネットにアクセスするのは55%。故にオンライン手続きが出来ない家庭は、希望の学校、あるいは出身校より、オンライン手続きをすることは可能です。

我家も中3の次男が、9月より高校進学するので、オンライン手続きを早速しようとしましたら、初日の昨晩は教育省のサイトへのアクセスが集中し、サーバーがパンク状態でした。

伊教育省サイト（オンライン手続きのページ）：http://www.iscrizioni.istruzione.it/

レポーター「菅谷 桂子」の最近の記事

• イタリア中部地震と2009年ラクイラ地震
• チョコの香り付きコンドームのおまけ入り卵型チョコレート
• オランダサッカーチームサポーター“フーリガン”によるローマでの暴動

「イタリア」の他の記事

• ワクチン接種の予約完了
• 【COVID-19】コロナウィルス制御策、ローマの日常生活
• イタリア中部地震と2009年ラクイラ地震