ヤギを食べる？とお思いかと思いますが，ウガンダで最も愛されている肉はヤギ肉なんです。そこかしこに放牧され，何か手軽なごちそうを作るときはヤギ肉を使った料理が出されます。大事なお客様をもてなすときはチキンをふるまうのがウガンダ流。チキンがA級なら、ヤギはB級のグルメという感じがします。ちなみに牛肉はC級（笑）。一番安いんです。

ウガンダの「肉番付」は一番安いお肉が牛肉，次が豚とヤギ，一番高いのが鶏肉なんです。日本とはまるで逆の並び方ですが，ホントなんです。これ。牛が一番安いんですよね。
牛は放牧地までとてつもない距離を歩きますし，餌は草か野菜の皮。配合飼料なんてもちろん食べていません。なので，肉が硬いんです。臭みも強いので，慣れていない私たち外国人はちょっと。

それで、私たち夫婦も地元のレストランで安くておいしいものを食べたいときは、ヤギ肉のシチューを注文します。炭火の上でコトコト煮込まれているので味が染みていて，そして口の中でほぐれるくらい軟らかくて、トマト味のスープと好相性なんです！

地元の友人を呼んで食事をするときも，ヤギ肉の料理は争奪戦です。写真のピラウは肉だけ早々と完売…うっかりしていると残りのご飯しか口に入りません。そのくらい人気のヤギ肉。
日本でヤギ肉を売っているという話をあまり聞かないので，再現するのは難しそうですが，もし私がウガンダ料理店を開くならメニューに入れたい食材の一つでもあります。

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