スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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ロングイヤービーエン市内のショップ

ロングイヤービーエン市内のショップ

6月初めに訪れたスピッツベルゲン島を語るうえで、忘れられないのが「免税販売」
ノルウェー本土では25パーセント加算される消費税がスヴァルバード諸島では課税されず、レシートを見ても消費税が記載されていません。

そのためロングイヤービーエン市内の観光客向けショップなどにも、「TAXFREE」の文字が掲げられ、スヴァルバードのロゴが入ったTシャツや置物、シロクマのぬいぐるみなど、観光客向け商品が多く並んでいます。アルコール類も免税販売が行われ、ノルウェー本土やスウェーデンで買うよりも割安です。

レストランなども極地とは思えないほど近代的で、タイ料理や日本料理店もあり、生鮮食品を利用したメニューが揃っているのが印象的、ホテルの朝食バイキングも本土に負けないほど充実していました。
しかし人口2000人程度の孤島にどのようにして、このような食糧を調達するのか、非常に興味深い話ですね。


レストランにもピザやサラダ、肉料理、魚料理…と色々揃っています。

レストランにもピザやサラダ、肉料理、魚料理…と色々揃っています。


私達が泊まったホテル併設のレストランでいただいたステーキ、非常に美味でした。

私達が泊まったホテル併設のレストランでいただいたステーキ、非常に美味でした。

しかし、スーパーの食品の価格などを見てみると、免税とはいえども「本土よりも決して安くない」というのが第一印象、スウェーデンと比較してもさらに物価の高いノルウェーですが、食品をノルウェー本土からの空輸に頼っている分、価格が高騰するのは理解しやすい話です。

スーパーの数も少なく品揃えも限られ、極地で生活していくことは決して容易なこととは思えませんが、結論としては、スヴァルバードの免税は観光客のためというよりは、現地で生活する人々へ配慮し「特別地域」として消費税が免除されているということではないかと予測できます。


スヴァルバードの空港、食糧などは主にノルウェー本土から空輸されているそうです。

スヴァルバードの空港、食糧などは主にノルウェー本土から空輸されているそうです。

北極圏というだけあり、観光客向けショップにも防寒具は優れた材質のものが多く揃っていました。極地に旅行した際には、現地ならではの冬物の服を自分用に、またお土産に買っていくのも良いアイデアと思います。


オスロへと向かう飛行機、ノルウェー国内であってもスヴァルバード諸島はシェンゲン条約圏外なので、出入時にはパスポートコントロールがあります。そのためオスロでは国際ターミナルからの発着です。

オスロへと向かう飛行機、ノルウェー国内であってもスヴァルバード諸島はシェンゲン条約圏外なので、出入時にはパスポートコントロールがあります。そのためオスロでは国際ターミナルからの発着です。


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