踊って、踊って、食べまくる、ウガンダの結婚式。
2013.08.24 up
新郎の親友は新郎と全く同じ服装をするのがこちら流。
この間の週末、同僚の結婚式に招待され、出席してきました!
式場は彼らの出身地であるアルアの隣町、小さな小さな村です。
アフリカ人の結婚式に参加するのは初めてのこと。なんだか緊張…
とにもかくにも「レセプション」が、がっつりアフリカンスタイル。アフリカに居るんだから当たり前なのですが…もう、大騒ぎったらありゃしないのです!
装飾を施された車で新郎新婦は会場に登場します。
会場は草ぶき屋根の家が点在するサバンナのど真ん中。
何にもない草原に突如出現した、異様なほど鮮やかな紅白のテントと大音量の音楽。
おいしそうな料理の匂いも漂っています。
会場には正装した招待客とおめでたいことにあやかろうと集まった近所の人がぎっしり…
小枝を振って踊りながら新郎新婦を歓迎します。
会場に新郎新婦が近づくと人々は大興奮!
女性たちは「アーイ、ヤイヤイヤイヤイヤー!」と声をあげ、この村に住む民族のルグバラ族独自の歌と踊りで歓迎します。
「フラワーガール」による歌と踊りの余興も。
新郎新婦の入場前にダンス。
彼らの入場時にもダンスしながらの入場。(新郎新婦も付き人も踊りつつの入場)
来賓や友人のスピーチがなされ、その合間に、なぜかダンス。
ケーキカッティングの前後にもダンス。
友人たちからの贈り物を披露するときにも周りのみんなはダンス。
食べ終わって、次の余興に移る前にもダンス。
とにかく踊りまくるのです!
もちろん私たち夫婦も「巻き込まれ」、踊ってきましたよ。
招待客から飛び入り参加の村人まで、和やかに食事を共にします。
きっと小学校の給食並みの量が用意されたかと思われる料理の量。すべて炭と薪で準備するんですから、すごい労働量だったことでしょう。
時間超過はもちろんのこと、式進行も日本とは違い流れるまま…でしたが、人のためにこんなに喜べて、気前よく働いて、そして飛び入り参加の貧しい人々におおらかな、アフリカ流結婚式はとっても心が温まるものでした。
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タグ:ウガンダ、結婚式
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5 - Comments
石田より:
2013 年 08 月 24 日 09:39:17
やっぱり外でやるのが良いんでしょうね。
新郎と新郎友人と間違えることは無いですか?
てか、一緒の服装の理由がわからない・・・
道下より:
2013 年 08 月 24 日 09:43:52
アフリカンスタイルとはいえ、結婚式はどの国でも派手に祝っていることが分かります。恥ずかしがり屋の北海道人は結婚式で踊るようなことはしませんが、沖縄辺りだと飲んで踊っての陽気なスタイルですよね。「楽しく皆で祝う」は心を和ませます。
いとうより:
2013 年 08 月 24 日 11:28:50
大変ご無沙汰してます、いとうです。
写真ではお元気そうで何よりです!
テントや仕切りに使用している「布」の使い方がすばらしく、またその色も
良いですね。文章と写真は同じものを見ているのですが、読む人に響く
ポイントは各自違うのも面白いですね。
tommyより:
2013 年 08 月 29 日 21:19:35
I'm very sorry, because of some reasons I cannot use internet at home. But I'll answer to all your comments someday! Thank you.
トミィより:
2013 年 09 月 03 日 02:26:56
お返事が大変遅くなり失礼いたしました。
自宅でのインターネットが今日から可能になりました。
>石田さま:
そうなんです、なんでも「外で」が主流です。特に食事は外で、がここのある意味「常識」です
外でする理由の一つは、「外でする=家人がもてなしの気持ちを持っていることの証」だからだそうです。室内で食べる人は「けち」とみなされるんだとか…
新郎と友人がお揃いにする理由…私もわかりません(苦笑) ですが、ここは仲良しだと大人の男同士でも手をつなぐ土地柄、全く同じにするのは最高の友情の表現かと思われます…。
>道下さま:
結婚式は、ここの生活レベルからすると、本当にド派手です。。。部落の人が食材、資金など必要な材料を「寄付」する習慣もあります。
人々は結婚式に参加したことを話す際、「あの結婚式では牛が何頭さばかれた」とかなんとか、料理の豪華さにも必ず触れます。牛7頭、ヤギ7頭、鶏…何羽…なんてこともざらです!
ただ、陽気に祝うのは本当に心が和みます。ここにいると北海道人の私でさえ自然と「踊れ」ますし…。滅多にあることではありませんが、結婚式は、また参加したいものの一つです。
>いとうさま:
こちらこそ大変ご無沙汰しております!
おかげさまで元気にやっております。すっかりこちらの人、風土にも慣れて毎日充実しています。
結婚式を通して、地元の友人との「距離」がもっと縮まった気がしました。
「布」使いですが、こちらに来て思うのは人々は日本人以上にコーディネートにこだわりが強いということです。モノが豊富にない国で、手に入るもので最高のコーディネートを編み出すなど、人々の賢さには感心します。私たちが伝えることも多いですが、学ぶこともたくさんあるので生活に飽きません!適宜レポートさせていただきたいと思います。
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