メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 バチェ(道路のぼっこ)だらけのバチェダラハラです。

 先日、「そりゃぁ、そうなるのも無理ないわ!」という景色に出くわしました。

 石畳の馬車道の上に舗装をしたもんだから、雨水で地盤が緩めば表面の舗装が剥離するのはあたりまえ。
 じゃあ、早くそれを直しましょうよ。

 というところで、これです。


穴ぼこに、熱いアスファルト詰めておいたから!

穴ぼこに、熱いアスファルト詰めておいたから!

 実際、数年前にも目の前でこの光景が行われていて仰天したのですが、つまりは剥がれたアスファルトの穴部分に工事用トラックが近づいて来て「まあ、だいたいコレぐらいだろう?」と熱く熱せられた新しいアスファルトをスコップでほいっほいっと乗せます。トラックの後ろをついて歩くおじさんがスコップで「ほいっほいっ」とそれなりの形にするも、トラックは一度も止まる事のないまま撤収。

 おじさん、今のは何?種芋埋めたの?

 日本の補正工事で当然活躍するはずのローラーやタンパ(あの、ダダダダダダダという機械)が見当たりません。持って来てもいません。
 どのみち、後から車がくるんだからそれに踏んでもらいましょう、と。で、実際、その通りになり、自家用車やバスが熱い敷きたてアスファルトの上を固めながら走って行くのです。
 


埋め立てホカホカ! 踏んでおいたから!

埋め立てホカホカ! 踏んでおいたから!

 
 つまり、ケーキの表面のクリームが取れちゃったから、その部分だけぺろっと塗っておこう、という感覚。のような気がしてなりません。

 なので、また来年、その周辺や同じ場所がべりっとごろっとはがれ落ちて、バチェになり、パンクする、という具合。

 日本のどこかの道路工事専門の企業様、一度メキシコに来てみてはいかがでしょうか。実態調査から政府との取り決めまでお手伝いさせていただきますよ(もうタイヤのリム換えたりパンクしたり、嫌なんです)。


私も踏んでおいたから!

私も踏んでおいたから!



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