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若者にひそかな人気のピザ「チキン×チョコレート」
2024.11.20 up
生地のふちにチョコクリームを詰めた「フランゴ・コン・カトゥピリ(カトゥピリ入りチキン)」のピザ
「チキンとチョコレートを組み合わせたピザが学生の夜食で人気になっている」という話を耳にしました。
チキンと言えば食事、チョコレートと言えばデザート。初めて聞くと「邪道」とも思える組み合わせのピザですが、よく調べてみると、ブラジルならではの合理的なピザであるという認識もできます。
ブラジルで「フランゴ・コン・カトゥピリ(カトゥピリ入りチキン)」は、ピザ、パイ、揚げ餃子などのフィリング(詰め物の具)として人気です。カトゥピリはクリーム系チーズの一種と言える食品です。
若者に人気のチキンとチョコを組み合わせたピザは、具体的には「フランゴ・コン・カトゥピリ」のピザで、丸い生地のふちの部分にチョコクリーム(もしくはヌテラ=ヘーゼルナッツクリーム)が詰められたものを指しています。
生地のふちにチョコクリームを詰めた「フランゴ・コン・カトゥピリ(カトゥピリ入りチキン)」のピザ
ブラジルのピザメニューはバラエティー豊かです。チーズ系のピザはもちろん、肉系、ビーガン向け、そして甘いクリームをのせたデザート用など、数十種類の中から選べます。生地は注文を受けてから伸ばすため、厚さも選べ、生地のふちはカトゥピリやチョコクリームなどを詰める選択もできます。
食事としての「フランゴ・コン・カトゥピリ」のピザで、生地のふちに甘いチョコクリームを詰めるメニューを選択されるようになった背景には、「ブラジル人は食後に甘いデザートが必要」という習慣があることが挙げられます。加えて、ふちに何かクリームを詰めなければ、ブラジル人は生地のふちを食べずに捨ててしまう人も珍しくありません。
食事向けの「フランゴ・コン・カトゥピリ」のピザで、ふちにチョコクリームを詰めれば、一枚の注文価格だけで、食事とデザートが食べられるという合理的な選択肢にもなります。
忙しくポケットマネーの少ない学生には、まさに最良の選択肢とも言えます。
生地のふちにチョコクリームを詰めた「フランゴ・コン・カトゥピリ(カトゥピリ入りチキン)」のピザ
ブラジル、中でもサンパウロはピザ店が集中しています。実際に、近所を歩けば何件ものピザ屋にぶつかります。
ブラジルピザ協会(Apubra)の2023年のデータによると、サンパウロ市は国内で最もピザを生産している都市です。1日あたり19万955枚を生産しているとのことで、4000軒以上のピザ屋があるとのことです。また、ブラジル全土では、23年のピザ屋の数は22年より11.55%増の3万4097軒に上っています。
これだけのピザ屋があれば、新たな社会やニーズに合わせたピザも生まれることが納得できます。チキンとチョコのピザも、ブラジルならではの事情から生まれた斬新なピザと言えそうです。
生地のふちにチョコクリームを詰めた「フランゴ・コン・カトゥピリ(カトゥピリ入りチキン)」のピザほか
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