スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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スウェーデンの日本食事情については、

・SUSHI店と言っても、中国人やタイ人の経営のレストランがほとんど。
・日本米でSUSHIを握っている店は皆無。
・中国、韓国、タイ、ベトナムなどの、他のアジア料理と区別なしにメニューに並び、味付けにその境界がない。

など…これまでもご紹介して参りましたが、今回はスウェーデンの「BENTO」についてお話させていただきます。


ローマ字書きされた日本語メニューといえば「SUSHI」をはじめ、「YAKITORI」「YAKINIKU」「TERIYAKI」「SUKIYAKI」「TEMPURA」は、よく見かけるもの。しかし、一部のアジア料理店で「BENTO」と書かれたメニューを見ることもあります。


ヨーテボリのアジア料理店のメニュー「BENTO」

ヨーテボリのアジア料理店のメニュー「BENTO」

「BENTO」の中身は?
「SUSHI」が数貫と「MAKI」「YAKITORI」や野菜類が詰められており、いろいろなものが少しずつ詰められている部分は、日本の「お弁当」とも確かに共通しています。

しかし、何よりも「持ち帰り向けに作られるわけではない」という点が、日本の弁当との相違点。大抵は箱ではなく、皿で提供されます。


「SUSHI」と言えば、ほとんどのスウェーデン人は理解しますが、「BENTO」については、言葉自体を知らない人の方が多数。日本の弁当を想像する人などは、ごくわずかな日本ファンだけでしょう。
実際にレストランで「BENTO」を見ても、「BENTOって何語?」といった状態です。


スウェーデンにも将来、いつか日本ブームが来て、現実的な日本食について、独特な文化や、他のアジア料理との相違点も合わせて国民に知られるようになると良いなあ、などとも思うのですが、そのためには、何かを通して日本に親しんでもらう機会が増える必要があることなど、道のりは長そうな予感です。





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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 02 月 01 日 14:58:47

私たち日本人も、スウェーデンという国について、一層理解を深めることが必要のようですね。

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