スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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スウェーデンのスーパーで広く売られている炭酸飲料の一つに、「cider(シーデル)」と言われるものがあります。


ノンアルコールのシーデル

ノンアルコールのシーデル

「シーデル」はいわば「リンゴ酒」。リンゴや洋ナシを発酵させて作るのが原点ですが、後述するようにアルコールフリーのものも多く出回っています。

アルコール入りのシーデルはバリエーションがより豊富で、ベースとなるリンゴ酒に、いかにも北欧らしく、ラズベリーやカシスが加えられたものもあります。
レストランやバーで「シーデル」というと、大概は「アルコール入りシードル」を意味し、甘いアルコール飲料が好きな人のいわば「ビール代わり」として、根強い人気があるようです。



スーパーでも気軽に買えるのは、低アルコールまたはアルコールフリーのシーデル。リンゴと洋ナシの2種類が一般的です。

スウェーデンのスーパーで売られるアルコール飲料は、アルコール分3.5%までのものと制限されているため、より度数の高いシーデルを購入する場合はシステムボラーゲット(国営の酒屋)に行く必要があります。

アルコールフリーのシーデルは、他の炭酸飲料と比較すると、甘さも控えめでスッキリした味わい。子どもやお酒に弱い人でも飲めるのが最大の特長なので、ファミリーパーティーや、ウェルカムドリンクとしても人気です。







上の缶入りのシーデルはアルコール入り

上の缶入りのシーデルはアルコール入り

もともとは「リンゴ酒」として製造されてきた「シーデル」が、アルコールフリー版も広く流通するようになったことで、より国民的な飲料として発展していった例と言えますが、同様のことがアルコールフリーのビールやワインの流通により起こりえるとは、考えられないのではないでしょうか。
アルコールフリーのビールやワインは、あくまでも「ドライバーや妊婦を対象にしたもの」という観念の方が強いと思います。





日本ではまだ聞きなれない「シーデル」ですが、炭酸飲料「サイダー」の語源に由来するとのこと。そう聞くと、炭酸飲料ということはイメージしやすいですね。




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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 03 月 27 日 16:43:36

ノンアルコールといえば日本ではビールでしょうか。気分だけでも、ほろ酔い。お酒の弱い私には何かと重宝な飲み物です。

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