南スペインやポルトガル、イタリア、そしてギリシアなどの観光地につきものなのは、『輝く太陽』と『ビーチ』の２つと相場が決まっているようですが、それ以外にももちろん、これらの観光地に欠かせないのが、美味しい食べ物を提供するレストラン。その中でも日本料理は、世界中からやって来るグルメをうならす料理として、非常に人気があります。

7,8年前までは、日本料理って何？　という顔をする人が多かったようですが、今では、バカンスで観光地を訪問したら、まず探すのは日本料理のレストラン！　という人が急増しています。

人気はやはり寿司ですが、それ以外にも、焼き鳥や味噌汁、そして海草サラダなどの日本食は大人気。特に寿司のファンは、魚の旬まで詳しく知っていて、寿司のネタに旬の魚を注文する通の人がいるほどです。

大西洋の新鮮な魚介類をすぐに寿司にできる国・ポルトガルや、地中海ならではの魚貝類としてタコなどを天ぷらにして提供できる国・ギリシアなど、日本料理が作りやすい環境にある国々では特に、観光客からの期待もかかるせいか、美味しい日本料理を提供するレストランが多いようです。

ポルトガルやギリシアでは、日本へ修行へ行ったことのあるポルトガル人やギリシア人シェフによる日本食が現在、特にバカンス地で大流行中です。手さばきも見事な彼らの手による日本食ですが、味も上等。今後、こうした観光地を中心に、日本食がどのように進化していくのか、興味津々といったところです。

レポーター「フリードリヒス　カオル」の最近の記事

• コロナからインフレと続き、移住を考える人が静かに増えているオランダ
• オランダのアルバイト事情
• ベジタリアン用のグミ菓子はいかが？

「オランダ」の他の記事

• コロナからインフレと続き、移住を考える人が静かに増えているオランダ
• オランダのアルバイト事情
• ベジタリアン用のグミ菓子はいかが？