手作りのボールを蹴っていても、気分はプロ選手!
2014.06.21 up
この街で最も一般的な「サッカーボール」。
各家庭にテレビがないこの街でも、ワールドカップの話題はタイムリーにやってきました。
ここのところは、街角のテレビがあるレストランや商店にはゲーム観戦の人だかりができています。
それもそのはず、ウガンダ人はフットボール(サッカー)が大好き! 学校対抗のフットボール大会、町対抗の大会、企業対抗の大会など、毎週のようにフットボールゲームが街のグラウンドで開催され、群衆が集っています。
ヨーロッパの有名チームのゲームがある夜はテレビのある「バー」に人々は集まり、時差も気にせず、夜中から朝まで大興奮で、大騒ぎしながら観戦しています。もちろん、ホンダ、カガワは超有名人。私が日本人だと知ると、多くの人は尊敬のまなざしで「(彼らの)親戚なのか?!」と聞いてくるほどです(笑)。
子供たちの主な遊びもフットボール。まだまだ貧しいこの国の事情ゆえ、本物のサッカ―ボールで遊ぶ子供はほんの一部。大抵、古着に買い物袋を巻きつけた手作りのボールで遊んでいます。
傾斜した空き地、素足で全力疾走、重たーいボールもなんのその、彼らはいつも真剣勝負。そしてボールさばきがホントに上手なんです。
ウガンダが豊かな国だったら、きっと世界でも有数なサッカー王国になっただろうなぁ、とつくづく思います。
彼らの様子を写真やビデオに収めたいのですが、プレイヤーはお金にシビアな少年たち。チラリとでもカメラを見ると「撮影料ちょうだい!!」と、大変なことになるので、皆さんにお見せできませんが…。
興味のある方はぜひ、ウガンダへ。
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3 - Comments
道下より:
2014 年 06 月 21 日 10:51:49
まだまだ貧困の国では、テレビがない、サッカーボールがないというのが実情なんですね。
かなやより:
2014 年 06 月 21 日 16:05:39
私の子供の頃も「なければ作る」時代でした。道端に落ちている瓶一つでも宝物のようでした。
トミィより:
2014 年 06 月 22 日 03:31:09
道下さま:電力供給が安定していないこの国では、まだまだテレビの普及率は低いです。そして人々はあまりテレビを持つことに興味がありません。サッカーボールは、かなりの数が街でも売られているのですが、いまだに手作りボールが一般的です。
かなやさま:そうですか。ここの子供たちは三十代半ばの私の幼少時代よりも古い時を過ごしているように思います。二股の枝でパチンコを作ったり、牛乳パックとペットボトルのふたを組み合わせておもちゃの車を作ったり、買い物袋と木の枝を使って凧を作ったり…など未だに創意工夫があちこちに見られます。このサッカーボールは私が蹴ると靴を履いていてもつま先に激痛を感じるほど固いのですが、子供たちはそれを裸足で普通に蹴っています。
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