オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

そろそろ下校の時間。

そろそろ下校の時間。

幼稚園児や小学校低学年生はもちろんですが、オランダは小学校8年生(日本の小学校6年生に相当)まで、つまり満12歳になるまで、送り迎えを必要とする小学校が多いように思います。越境入学がほとんどなく、学校の近所に住み、ものの1分で学校への登下校が出来るというのに、送り迎えをしなくてはなりません。


もちろん、中には送り迎えをしない親もいます。その場合でも、必ず、兄弟姉妹が送迎をするか、近所の人が連れて行く、など、半ば義務化されている感じがしてきます。これは、親同士の暗黙の了解のようです。


親たちにとっては、送迎は日課だ。

親たちにとっては、送迎は日課だ。

もちろん、住んでいる土地柄にもよるでしょう。目と鼻の先なのに、なぜ、送迎をしなくてはならないのか、と疑問を持つ親もいると思います。しかし、『親としてきちんと育児を行なっている』ことをアピールするためにも、送迎は必要なのかもしれません。送迎を怠ると、担任から注意を受ける学校もあり、なかなか親も大変です。


今日も、明日も・・・いつもの光景。

今日も、明日も・・・いつもの光景。

逆に、中学生になったら送迎はまず,厳禁です。中学生に上がったら、絶対に自転車通学(多少、遠い場所に学校があったとしても)をするのが規則のように思われているふしもあります。例外なのは、大雨・大雪の日などのみで、それ以外は多少、天気が悪くても、自転車で数キロ駆って、学校へ通わせるのです。なぜ、中学校へ上がると、送迎は厳禁なのか。誰に聞いても、正確に教えてはくれません。


なにも、『小学生だから』『中学生になったんだから』と、規則に当てはめるように考えるのではなく、その子どもにあった方法で通わせるのがもっとも良いのでは、と私は思います。小学生であっても、1人で通いたい子供もいるでしょう。中学になっても、少しの間は親と一緒に登校したい子もいるはずです。自由の国といわれるオランダであっても、子育てに関しては、まだまだ暗黙の了解やルールがあるようです・・・。


レポーター「フリードリヒス カオル」の最近の記事

「オランダ」の他の記事

  • 1336 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives