スウェーデン南部スモーランド地方に、世界有数のガラス王国「コスタ・ボダ」があります。

私はかつて15年ほど前にも、この地域を訪れたことがあるのですが、最近また行く機会があり、当時とは大きく変わった様子を見受けました。
まずは、工場やガラス製品店が並ぶ地域の一角に、立派なスパホテルが設立され、国内外からの観光客にはもちろん、ビジネスでも人気を集めているそうで、このホテルでも実際に色々な体験をして参りました。

また、ガラス製品の手作り体験や、工場隣接のガラス製品店でのショッピングなども、昔から相変わらず人気があります。

工場隣接のガラス製品店では、正規品はもちろん、アウトレット商品として2クラス品もお手ごろ価格で購入することができます。
2クラス品といっても、素人にはどこが欠陥なのか全くわからないのですが、専門的には小さなガラスの気泡が入っているなどといった理由で正規品から下ろされたもののようで、家庭で使うには問題のないものと思えます。

ホテル内のスパでは、プールやジム、またマッサージなどのボディケアも各種揃っています。
ちなみに料理もとても美味しく、もちろん全て地元のガラスの食器で提供され、ちょっと贅沢な気分にもなれます。

一般にスウェーデンは、郊外に行くほどスウェーデンらしい雰囲気が感じられると言われています。家の佇まいも、昔ながらのスウェーデン風の建物が多く、レストランで提供される料理も、ケバブなどの移民の食文化が交わらず素朴なスウェーデンという印象を受けます。
スウェーデンに旅行される場合には、都市だけではなく、このようなこじんまりとしたガラス王国などを訪れてみると、また違った趣が感じられるかと存じます。

レポーター「山本 グィスラソン 由佳」の最近の記事

• 日本のドレッシングは優れもの
• ストックホルムの日本風旅館に宿泊
• スウェーデンの運転免許、教習は初めから路上

「スウェーデン」の他の記事

• 日本のドレッシングは優れもの
• ストックホルムの日本風旅館に宿泊
• スウェーデンの運転免許、教習は初めから路上