スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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栗祭りの会場入り口。すでに多くの人々でにぎわっていました。

栗祭りの会場入り口。すでに多くの人々でにぎわっていました。

 10月になると、日本の秋祭りのようにスイスでも、あちらこちらでお祭りがあり、心がウキウキします。そんなスイスのお祭りの中の一つに「栗祭り」もあります。
スイス全土でクリが収穫されるわけではないので、主にスイス南部のイタリア語圏などで、こういったお祭りが多いのですが、その中で南西部に位置するヴァレー州(ヴァリス州)のフリー村(Fully)でも、毎年10月中旬に「栗祭り(ラ・フェット・ドゥ・ラ・シャテーニュ/La Fête de la Châtaigne)」が開催されている…ということで、訪れてみました。


ヴァレー州の名産の一つ、サラミや干し肉の屋台も多くありました。

ヴァレー州の名産の一つ、サラミや干し肉の屋台も多くありました。

 「栗祭り」が開催されるフリー村は、普段は人口が9千人に満たない静かな村。ところが栗祭りの期間になると、スイス全土やフランスなどから、約4万人ほどの人々が村へやってきます。
 そのため、村の駐車場スペースは当然ながら足りなくなり、数キロ離れた村のりんご畑の横に臨時駐車場が設置され、そこへみんな駐車することとなります。
 ちなみに駐車場代は一日8スイスフラン(≒870円)でした。臨時駐車場が、栗祭り会場まで少し離れているため、そこから定期的に無料シャトルバスが走っており、そのバス代も駐車料金に含まれているようでした。


栗を大量に焼くことができる機械で、ハンドルをぐるぐる回しながら焼いている様子。辺りは香ばしい匂いでいっぱい!

栗を大量に焼くことができる機械で、ハンドルをぐるぐる回しながら焼いている様子。辺りは香ばしい匂いでいっぱい!

 栗祭りの会場である村の中心地は、すでにたくさんの人・人・人!
 
 フリー村のあるヴァレー州は、美味しいものがたくさんある産地でもあります。今回の主役である栗はもちろん、チーズやワイン、フルーツ、干し肉・ソーセージなど、スイスを代表するものが集結しているといった感じです。


栗を使った商品がたくさん!どれも美味しそう。

栗を使った商品がたくさん!どれも美味しそう。

 栗祭りでは、およそ300ほどの屋台が出ていましたが、焼き栗やその料理だけではなく、栗入りお菓子やパン、パスタ、スープなどバラエティに富んだ商品が販売されていました。
もちろん栗商品だけではなく、砂糖菓子や玩具、テイクアウト料理、ワイン、そしてその他のヴァレー州名産品も多く見かけました。


地元で収穫されたホクホクの焼き栗も試食できます。

地元で収穫されたホクホクの焼き栗も試食できます。

 その他にも、スイスのアルペンホルンの演奏や、フォークダンスなどダンス・音楽イベントも行われていて、栗祭りへ訪れた人々をさらに喜ばせていました。

 祭りの会場からおいとまする前に、栗入りパンを購入してから帰路につきました。自宅でヤギのクリームチーズと一緒にいただきましたが、とても美味で<秋の味>がしました。


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