オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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景気がいい、と一般に言われ始めたのが2年ほど前のオランダですが、実際のところはどうなのでしょうか。実は現在、どの企業も人手不足で困っているのが現状のようです。そのため、多くの企業では、海外からパートタイムの働き手を探すことになったとか。特に、ホレカ業(ホテル、レストラン、カフェ)では、長期に及ぶ働き手を探すのに非常に苦労しているそうです。


カフェでも人手不足。これまでは、学生アルバイトが多かったが、今は出稼ぎの外国人に代わりつつある。

カフェでも人手不足。これまでは、学生アルバイトが多かったが、今は出稼ぎの外国人に代わりつつある。

特に、アムステルダムなどの大都市では、上記のホレカ業に従事する人たちの間では、共通語がオランダ語ではなく、すでに英語になっている嫌いもあります。というのは、オランダ人の正規従業員を募集しても、応募がほぼないためで、仕方なく(?)海外から従業員を雇っているのがその理由です。





ホレカ業のみではなく、ビルや会社の内部を掃除する業者に勤務するのも、その多くが外国籍の人たちです。中でも、ヨーロッパ共同体(EU)加盟国の国籍を持つ人であれば、オランダへ出稼ぎに来るのは比較的簡単だといいます。また、例えば路面電車やバスの運転手も、オランダでのほうが簡単に、それも好条件の仕事を斡旋してもらえるから、という理由で、南欧(ギリシア、ポルトガル、スペインなど)からも、多くの人びとが働きにきています。



バスや、路面電車を運転するのも、出稼ぎの人が増えてきた。

バスや、路面電車を運転するのも、出稼ぎの人が増えてきた。

こういった職種に就くための最低条件は、母国で1年以上の勤務経験があること、高卒以上、そして、英語かスペイン語が話せることだそうです。英語といっても、非常に流暢である必要はなく、客が何を言っているのか、とか、客が何を言わんとしているのか?を判断でき、ふさわしい返答を英語で話せれば、それだけでOKだとのこと。労働条件も、祖国と比較すればかなり良好らしく、海外からの出稼ぎの人たちは増え続けています。


景気がいいのは結構ですが、あまりにも店やレストランなどが増えすぎて、結局、人手不足というアンバランスな状態になっているのは、なんとも皮肉といえるでしょう。公共交通機関も同じことで、週末の小旅行などを気軽にするようになった人が増えたことから、バスや列車の本数を増やすも、運転手不足という状態です。
ただ、一般市民たちにとってはこの景気の良さがあまり生活に反映されておらず、ボーナスが増えたとか、労働条件が少し良くなったとか、具体的にはよくわからない、といったところのようです。



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