スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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スウォッチグループとオメガの本社がある建物は、遠くからでも良く目立ちます。

スウォッチグループとオメガの本社がある建物は、遠くからでも良く目立ちます。

 スイスといえば有名なものが多くありますが、時計産業はその一つでしょう。化学製品、機械の次に多くスイスから輸出されているのが時計であることもあり、スイス内には星の数ほどのウォッチメーカーが存在します。

 歴史ある老舗の時計企業が多いため、時計をテーマにした博物館がたくさんあって面白いです。例えば、ベルン州のビール(ビエンヌ)という町にも、時計関連の企業が多くあるのですが、その中にスウォッチグループ(Swatch Group)とオメガ(Omega)の『時計ミュージアム(Cité du Temps)』があります。

 2019年7月にリニューアルオープンしたということで、さっそく訪ねてきました。


ミュージアムの1階はオメガがテーマに。

ミュージアムの1階はオメガがテーマに。

 今回新装オープンしたミュージアムは、スウォッチとオメガの本社と同じ建物内にあります。とてもユニークな外観の建物は、日本人建築家坂茂(ばんしげる)さんによってデザインされたもの。

 レセプションエリアでカバンは預けます。写真撮影はOKとのこと。真っ白な館内の階段を上って1階へ。そこがオメガウォッチを紹介するコーナーとなっています。ちなみに2階フロアがスウォッチコーナーとなっていました。


オリンピックの陸上競技で使用されている、スターティングブロックと、ピストル型スタート信号機。実際にタイムを計って遊ぶことができます!

オリンピックの陸上競技で使用されている、スターティングブロックと、ピストル型スタート信号機。実際にタイムを計って遊ぶことができます!

 内部は広くはないのですが、フロアいっぱいに過去から現在までの時計の変遷が紹介されていたり、オメガウォッチが50年前のアポロ11号による、初めての月面着陸にどう貢献したか、とか公式オリンピックタイムキーパーとして歩んだ機器の移り変わりなど、大きな歴史的イベントと絡めて展示されているのが、とても興味深かったです。


オリンピックでかつて使用されてきた計時機器たち

オリンピックでかつて使用されてきた計時機器たち

 2階のスウォッチのフロアは、ミュージアムというよりブティックといった雰囲気。カラフルで個性的な時計たちが、ここかしこに展示されていました。

 一生分の時計を、この博物館で見ることができたような気がします(笑)。


アポロ11号のコーナーもあります

アポロ11号のコーナーもあります

 2019年10月6日までは無料公開をされているので、この時期にスイスへ来られる予定がある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

●Cité du Temps SA(スウォッチ&オメガ 時計ミュージアム)
住所: Nicolas G. Hayek Strasse 2,2502 Biel/Bienne Switzerland
ウェブサイト:  https://www.citedutemps.com/ 
電話: +41 32 343 89 00
開館時間:火曜日~金曜日 11:00~18:00 土・日曜日 10:00~17:00 月曜日休館
入場料*: 大人10スイスフラン 子ども(12歳以下)無料
*2019年10月6日まで大人も入場無料


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