ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上部から塩素を混ぜた水が噴霧される。

オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上部から塩素を混ぜた水が噴霧される。

 電車の駅を出るともう一つの駅が出現。その名も「衛生ステーション」。

 サンパウロ市に隣接するオザスコ市。多くの人がサンパウロ市内にも通勤しています。両市を結ぶオザスコの中心地にある鉄道(CPTM)のオザスコ駅は、コロナウイルス騒動が発生する前までは一日約35万人が利用していました。外出自粛が始まってからも1日約8万人が利用しているとのことで、決して少ない数ではありません。

 4月14日時点でオザスコ市ではコロナウイルスによる死者が16人確認されました。オザスコ市の玄関港であるオザスコ駅から少しでもコロナウイルスの侵入を防げれば、感染拡大の縮小にもつながるということで、同市は4月上旬に駅の出口に「衛生ステーション」を設置することになりました。


塩素を混ぜた水がストックされた外付けのタンク

塩素を混ぜた水がストックされた外付けのタンク

 駅の階段を下りると天幕がはられた駅前の「衛生ステーション」で、塩素を混ぜた水がストックされた外付けのタンクからホースを伸ばし、天幕の上部から噴霧されています。

 一見、雨でも降り始めたかのような水たまりも発生している光景で、常に霧が噴射されている中を歩くことに一瞬ためらいが生じるような雰囲気です。それでも、駅の外に出るにはこの天幕を通り抜けるのが今は暗黙のルールです。


オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上方から塩素を混ぜた水が噴霧される。

オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上方から塩素を混ぜた水が噴霧される。

 噴霧されている塩素水は、世界保健機関(WHO)の技術概要の一部ということで、ブラジル連邦化学会の規準も満たす希釈度の低い、植物抽出物と水で形成された人体に害のないものだそうです。

 駅の出口3か所に同様の「衛生ステーション」が設置され、これらはウイルスの除染ではなく、あくまでも予防措置という事で、手洗い用の石鹸付きの洗面所が設置されたスペースもあります。

 ガイダンスでは衛生ステーションを通過する時の理想は、腕を開き、靴、衣類、バッグなど、全身を消毒することとされています。それでもなんとなく足早に通過している人々の姿の方が目につくのが印象的です。ちなみに、霧に当たってもほとんど濡れた感じもせず、匂いなどもありません。


オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上部から塩素を混ぜた水が噴霧される。

オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上部から塩素を混ぜた水が噴霧される。


オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上方から塩素を混ぜた水が噴霧される。

オザスコ駅前の『衛生ステーション』。天幕の上方から塩素を混ぜた水が噴霧される。


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